バジルソースのオムレツ【川津幸子さんのレシピ】
撮影・青木和義
オムレツ
高温の鉄フライパンで勢いが勝負の卵料理。
バターが多すぎると卵が滑ってうまく焼けないので注意。バジルとパルメザンチーズ、にんにくとオリーブ油をミキサーにかけたソースで。
【材料(1人分)】
卵 2個
塩・こしょう 各適量
バター 5g
【作り方】
1.卵2個をボウルに入れて溶きほぐし、塩、こしょうをふる。
2.フライパンを熱して、バターを入れ、泡が消えたら、1の卵を一気に流し入れる。
フライパンを前後に動かしながら、箸またはフォークで大きく円を描くように混ぜ、均一に火を通す。
半熟になったら、いったん火からはずし、手前から向こう側に卵をかぶせるように寄せ、縁をフライパンからはずす。
再び火にかけ、フライパンの手前を持ち上げ、軽く動かしながら、柄のつけ根を片方の手で叩いて、卵を少しずつ返し、木の葉形に整える。
「鉄はステーキやオムレツ、 オーブン料理に。 ステンレスは 雪平代わりに魚の煮付けも可能。」
鉄、ステンレス、フッ素樹脂加工、どんなフライパンでも使うわよ、という川津幸子さん。
「それぞれによさがあると思います。鉄は油をよくなじませてから使うことが大切。オムレツを作るときによく使います。家族が席に座ったのを見届けてから、短時間で一気に作って出来立てを食べさせたいのよね」
オーブンにも入れられるし、真っ黒な南部鉄器のフライパンは器がわりに食卓に出してもおかしくない。
「ステンレスは焼くときに素材がくっつく、という人が多いけれど、それは熱し方が足りないから。汁気のものを入れて平鍋として使うこともできて便利ですよ」
フッ素樹脂加工は人気があるが、水分がとびにくいため、ひき肉を炒めるときは肉汁が残りやすいという点も。
「合う料理を知って選んで使えたらいいわね。でもやっぱり鉄のフライパンが一番好きかな!」
『クロワッサン』1055号より