運気を上げる「浴室」のために、心がけたいことと避けたいこと。開運鑑定士がアドバイス。
撮影・柳原久子 スタイリング・中根美和子 イラストレーション・小林マキ 文・一澤ひらり
【浴室】体を浄化するために、湯船に浸かってリフレッシュ。
「シャワーだけで済ませる人もいますが、一日仕事をすれば、人のイヤな念とか、マイナスの気が否応なく体についてくるので、湯船にちゃんと浸かって洗い流しましょう。お風呂は自分の体を浄化する場所なんです」
コロナ禍だからこそ、好きな香りのちょっといい入浴剤などを入れてプチ贅沢をするとか、ストレスを蓄積させない方策を考えることが大事になる。
「相性がよくない人と仕事をしたとか、イヤなことがあった日には、粗塩とワンカップの日本酒をお風呂に入れて入ると浄化されます。ただ、こうした穢れを落とした残り湯を、翌日に追い焚きして入浴したり、洗濯に使ったりするのは厳禁。もったいないですけど、運気がめちゃくちゃ下がります」
しかもバスルームは高温多湿でカビが発生しやすい所。掃除はもちろん、窓を開けるなど、換気を充分にしよう。
「湿気がこもると、陰の気もこもるので、風通しをよくして乾燥させ、清潔にすることが開運のカギです。ことに掃除の重要ポイントは排水口です。髪の毛などのゴミが溜まっていると、よくない気を停滞させてしまいます」
見えない所にこそ気を配ることが、運気アップの秘訣に。
「水回りは清々しい空間にしましょう。ただ、開運グッズは運気が流れてしまうので、置いてはダメですよ」
【これは避けよう】残り湯は さっぱり流して洗濯に使わない。
お風呂はイヤな気を洗い流してくれるが、残り湯で洗濯したりすると、洗濯物にその穢れがつくことに。
金運アップのためには風通しのいい、快適な家にすることが基本。独自の家相占いで行う開運術が人気の、村野弘味さんはこうアドバイスする。
「運気を上げれば金運もおのずとアップしますが、大切なのは運気を下げることをしないこと。目には見えませんが、家には気が流れています。体の血流と同じで、血の循環が悪いと不調になるように、気の流れが悪くなると運気が下がります。ことに家の中が散らかっていたり、モノであふれていると、気の流れが滞ってしまうんです」
だから家を整えることは開運の大前提。どんなに開運アイテムを置いてみても、きれいに片づいていてモノが呼吸している家にしなければ、開運にはつながらない。
「徹底的に整理して、自分にとって必要なものを見極めることが肝心です。それから床にモノを置かないようにしてください。気の通り道をふさいでしまうので、確実に金運が下がります」
何よりも開運に直結するのは、家の中で家族がどれだけ穏やかに過ごせるかだと、村野さんは強調する。
「夫婦喧嘩や子どもを叱ると気がとがって運気を落とします。家族がハッピーで居心地のいい場所にすることが金運アップの極意だと心得てください」
『クロワッサン』1048号より