体を温めて血行をよくし、免疫力を高めてくれる薬味醤油ダレ【パン・ウェイさんの食養生レシピ】。
疲れたときに便利で効く! 体をいたわる万能調味料。
撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり
<薬味醤油ダレ>
【材料】
醤油 …… 大さじ4
砂糖 …… 大さじ4
長葱(ながねぎ)(微塵切り) …… 大さじ3
生姜(微塵切り) …… 大さじ1
胡麻油 …… 小さじ1
白胡麻、黒胡麻 …… 各少々
【作り方】
すべての材料を容器に入れてよく混ぜる。
体を温めて血行をよくし、免疫力を高めてくれる。
「このタレは醤油ベースなので、和食によく合います。冷奴、茹でた青菜、白身魚にかければ、いつもの味にバリエーションがつけられます。肉を焼いて余分な脂を取り、このタレをつけて食べるとさっぱりしておいしい」
日本ではカツオのたたきにはにんにくといった定番の薬味があるけれど、昔ほど薬味の使い方や効能を意識することが薄れてきたように思う、とパンさん。
「私は長く日本に住んでいますが、いまでも1品を作るのに殺菌と解毒作用が強い生姜とにんにくを必ずひとかけずつ使います。それが6~7品並ぶから、かなりの量を使っているんです。たっぷりの薬味は体を温めて免疫力を上げ、血行をよくして病気になりにくくしてくれます。ふだん使いが大事です」
薬味の葱は寒気を取り除き、風邪を予防。香り成分のアリシンはビタミンB1の吸収を高めて、疲労回復に効果がある。
『Dr.クロワッサン 不調が消える、ふだん漢方』(2020年1月28日発行)より。