雑穀のパンケーキ【白崎茶会のかんたんおやつレシピ】
撮影・青木和義 スタイリング・中里真理子 構成、文・越川典子
オリーブオイルと塩なら朝食にもぴったりの一品に。
雑穀のパンケーキ
【材料(直径10cm4枚分)】
A[地粉100g、ベーキングパウダー小匙1強、海塩ひとつまみ]
B[豆乳120g、甘酒(濃縮タイプ)大匙2、植物油10g]
雑穀ミックス25g
黒ごま大匙1
【作り方】
1.小鍋に湯を沸かし、雑穀を入れて火を止め、そのまま冷ましておく。
2.ボウルにAを入れ、泡立て器で粉がふわっとするまでよく混ぜる。
3.2の真ん中をくぼませ、Bを加え、中心から外側へ向かって、ツヤが出るまでしっかりと混ぜる。ラップをして冷蔵庫で20分ほど寝かせ、水気を切った1と、ごまを加えて混ぜる。
4.フライパンを熱して油(分量外)をひき、生地を流し入れ、中火で焼く。小さな気泡がいくつか出てきたらすぐに返し、裏も焼く。皿に盛り、メープルシロップなどを添える。
*オリーブオイルと塩で食べると食事代わりにもなる。
*甘酒練乳シロップをかけてもおいしい。
甘酒練乳シロップの作り方
【材料】(作りやすい分量)
甘酒(濃縮タイプ)100g、豆乳200g
【作り方】
1. 甘酒と豆乳を、なめらかになるまでミキサーにかける。
2. 1を小鍋に入れて、弱火にかける。沸騰したらアクをとりながら、とろみがつくまで2〜3分加熱する。
3. 保存容器に移し、水を張ったボウルに入れて混ぜながら粗熱をとる。
※冷蔵庫で2週間保存可能。
本誌の人気連載「白崎茶会の発酵定食」でもおなじみの白崎裕子さん。
「発酵食、雑穀、乾物は、白崎茶会で毎日使っている食材ばかりです」
この3つを使って、カラダにいい、かんたん、誰が作っても失敗しないおやつレシピを考えてもらった。
「砂糖やバターなどを使わず、小麦粉も最小限にしています。ポイントの食材は、濃縮タイプの甘酒です。甘みを出すのはもちろん、とろみを出したり、焼き菓子を膨らませる役目をしたり、甘酒はとても面白い役割をしてくれます」
結果、甘さ控えめ、飽きずに食べられるおやつができあがった。
「甘く食べたい場合は、はちみつやメープルシロップをかけてください。オリーブオイルや海塩、ハーブ類をかければ、食事やおつまみにもなります」
どのレシピも、混ぜて冷やすだけ、混ぜて焼くだけ。守るべきは3つだけ。
・材料をきちんと量ること。
・よく混ぜる(乳化させる)こと。
・加える順番を守ること。
「必ずおいしくできます」
[白崎茶会で使っている 「発酵・雑穀・乾物」食材]
『クロワッサン』1029号より
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