楽トレの第一歩、下半身の硬さを取る静的ストレッチ。
以前に比べて動けなくなった、歩けなくなった…いま、多くの人がそう感じているかもしれません。これからもアクティブで楽しい人生を送るために、部屋での楽々トレーニング、始めどきです。トレーナー、スポーツ&サイエンス代表の坂詰真二さんに教わります。
撮影・中島慶子 スタイリング・高島聖子 ヘア&メイク・高松由佳 モデル・くらさわかずえ 文・石飛カノ
⇒楽トレに取り組む前に、まずは20秒でできるテストで「動ける度」をチェックしよう。
楽トレの第一歩は下半身のストレッチから。なかでも最初に取り組みたいのは、適度な筋肉の張りを感じるところでポーズを維持し、筋肉の柔軟性を高める静的ストレッチ。
伸ばすのは体全体を支え、疲れやむくみが溜まりやすいふくらはぎ、椅子に座る生活で硬くなりやすい太もも裏やお尻、そして体の中で最も大きい筋肉がある太もも前。それぞれ左右交互に10秒キープして2セット行う。頻度は毎日でも。
・ふくらはぎ
1.足を前後に開いて左右の爪先を正面に向ける。両手は腰に当てて背すじを伸ばす。
2.前側の膝を曲げて後ろの足首を伸ばし体重を前方に移す。上体はまっすぐ。呼吸は止めず、楽に自然呼吸しながら10秒キープ。反対側も同様に。
【NG】後ろの足の爪先が横を向いた悪い例。爪先を正面に向けないとふくらはぎが伸びない。
・太もも裏
1.脚を伸ばして床に座り、右膝を曲げて外側に開く。右足の上に左脚をのせる。背すじを伸ばして両手を左の太もも上に添える。
2.上体を前に倒し、両手を脛の方向に滑らせ、適度な張りを感じるところで10秒キープ。反対側も。
【NG】前傾するときに背中を丸めてしまうと、太もも裏の筋肉が伸びない。
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