毎日食べても飽きない、おにぎりいろいろ【瀬尾幸子さんのレシピ】。
ひとつで主食もおかずも完結。お弁当の原点・おにぎりを自由に楽しむコツを、瀬尾幸子さんに教わります。
撮影・青木和義 文・新田草子
「お弁当を持って出かけるときは、たいていおにぎりかサンドイッチ。おかずを何品も作らなくていいので洗い物を減らせるうえ、ひとつで満足できる。手軽に食べられるのも魅力ですよね」
と、瀬尾幸子さん。使う具材は、よほど汁っぽいもの以外は「何でもOK」が瀬尾さん流だ。まずは、おにぎり。
「唐揚げや海老フライなどのお弁当の定番おかずは、1品だとお弁当にしづらいですが、ご飯で包めばボリュームたっぷりの満足おにぎりに。冷蔵庫に卵しかないときも、炒り卵を漬物と一緒にご飯に混ぜて握れば、目先の変わったランチになります」
具はとことん自由でいいけれど、おいしいおにぎりを作るためにひとつだけルールがあるという。
「おにぎりは冷めてから食べるので、米と米の間に空気があったほうがおいしく感じられます。ご飯をぎゅっと固めず、赤ちゃんの手を握るようなつもりでやさしく握りましょう」
〈ボリュームにぎり〉
お弁当の主役級のおかずを、そのまま入れて握るだけ。「揚げ物は、ソースやしょうゆを衣にしみ込ませてしっかり味をつけるとご飯によくなじみます。カツやさつま揚げのほか、軽く焼いたスパムも意外と合いますよ」
海老フライ
縦に切り込みを入れてマヨネーズ少々を挟み、ソースをまぶして。
鮭フライ
おにぎりの具にするなら、ソースではなくしょうゆをまぶすのがおすすめ。
ウインナー
サラダ油でこんがりと焼いたウインナーを軸に、俵形のおにぎりに。
揚げしゅうまい
残り物も、揚げるひと手間でおいしさアップ。しょうゆ少々を絡めて。
唐揚げ
唐揚げは下味を濃いめにつけておくとよい。しそと一緒に握って彩りよく。
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