暮らしに役立つ、知恵がある。

 

広告

トマトとオクラの冷茶漬け【三原寛子さんのレシピ】

夏バテ気味の時にこそ食べたい、さわやかな一皿。火を使う調理が少ないのもうれしいポイントです。

撮影・柳原久子 文・嶌 陽子

水だしの出汁を活用したさわやかな一品。

トマトとオクラの冷茶漬け【三原寛子さんのレシピ】

火を使わない、出汁でいただくご飯

「これは山形で夏に食べられている〈だし〉という郷土料理をヒントにしています」

〈だし〉とは、茄子やきゅうり、みょうが、大葉などの夏野菜を細かく刻み、出汁やしょうゆで味つけをしたものだ。がごめ昆布などを入れ、粘りを出すことも多い。

「今回は、あえてトマトを入れて、フレッシュな味わいに。がごめ昆布の代わりに入手しやすいおぼろ昆布をのせてみました。少しとろみがつくし、うまみも出るんです」

水だしの出汁は、水に削り節と昆布、塩を入れて一晩置くだけ。本当に手軽にできる。火を使わない出汁は、暑くて何も作る気が起きない時におすすめだ。

【材料(2人分)】
オクラ4本
トマト60g
しそ5枚
みょうが2個
出汁600ml
白だし大さじ2
冷ご飯2膳
おぼろ昆布適量
すだち適量

【作り方】
1.オクラはさっと茹でて輪切りに、トマトはざく切りに、しそとみょうがは千切りにする。ざっと合わせ混ぜ、白だし(大さじ1)を加えておく。
2.出汁と白だし(大さじ1)を合わせる。
3.器にご飯を盛り、1、おぼろ昆布をのせ、2の出汁をかける。すだちを搾っていただく。

水だしの出汁のとり方

【材料】
水1リットル、昆布10cm角、削り節15g、塩ひとつまみ

【作り方】
削り節をお茶パックに入れ、他の材料と合わせ、冷蔵庫で一晩置く。昆布、削り節を入れたまま冷蔵保存。4〜5日で使い切るように。

トマトとオクラの冷茶漬け【三原寛子さんのレシピ】

三原寛子(みはら・ひろこ)さん●料理研究家。料理ユニット『南風食堂』を主宰。店舗のフードディレクションや、アーユルヴェーダ料理教室の開催など幅広く活躍。https://www.nanpushokudo.com

『クロワッサン』1001号より

広告

  1. HOME
  2. トマトとオクラの冷茶漬け【三原寛子さんのレシピ】

人気ランキング

  • 最 新
  • 週 間
  • 月 間

注目の記事

編集部のイチオシ!

オススメの連載