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【梅雨の季節の掃除法】小さな油の粒汚れはこれでスッキリ!

掃除をしているのに、キッチンには黒カビが発生! そんな読者のキッチンを家事・収納アドバイザーの本多弘美さんが徹底チェック。今回、落ちない汚れの掃除法を習う日野谷祐子さんはマンション住まいです。

「マンションは気密性が高いので、湿気がこもりやすい。湿気にホコリが付着し、放置されるとカビになります。予防するには、対角線上にある窓を開け、風の通り道を作ることです。キッチンで湯を沸かすだけのときも、換気扇を回して換気を」

それではさっそく、レンジ周りの油汚れをきれいにしてみましょう。

左が本多さん、右が日比野さん。

左が本多さん、右が日比谷さん。


調理中の油ハネは要注意。レンジ周りの壁の正しい掃除。
油を使った料理をすると、目に見えない小さな油粒が、2m四方に飛び散ると言われています。

「放置しておくと、ホコリがつきカビに。日野谷さんのレンジ周りの壁は、手前にあるゴミ箱から飛び散った生ゴミの汁もプラスされています。化学の力で除去しましょう」

使い切りの手袋をはめ、雑巾に洗剤をスプレーする。まずは、壁全体を下拭きして軽く汚れを取る。

使い切りの手袋をはめ、雑巾に洗剤をスプレーする。まずは、壁全体を下拭きして軽く汚れを取る。

2.雑巾を上から下へ斜めに下ろし(1)、壁全体に洗剤液をなじませる。次にジグザグに横へ(2)。

2.雑巾を上から下へ斜めに下ろし(1)、壁全体に洗剤液をなじませる。次にジグザグに横へ(2)。


汚れを軽く取ったら、液だれ防止の新聞紙を下に敷き、壁の上中下、それぞれ3カ所にスプレーする。

3.汚れを軽く取ったら、液だれ防止の新聞紙を下に敷き、壁の上中下、それぞれ3カ所にスプレーする。

下からビニール袋を壁に貼付け、手で下から上へと空気を抜きながら壁に液をなじませる。

4.下からビニール袋を壁に貼付け、手で下から上へと空気を抜きながら壁に液をなじませる。


5.5分放置したら、ビニール袋をはがす。はがしたビニール袋で汚れた洗剤を拭き取る。

5.5分放置したら、ビニール袋をはがす。はがしたビニール袋で汚れた洗剤を拭き取る。

6.新聞紙の上で、コシのあるブラシに、まんべんなく洗剤をスプレーする。

6.新聞紙の上で、コシのあるブラシに、まんべんなく洗剤をスプレーする。


7.上部からブラシを左右に大きく動かしながら、ジグザグに下部に向かってブラッシングする。

7.上部からブラシを左右に大きく動かしながら、ジグザグに下部に向かってブラッシングする。

8.全体を見て、落としきれていない部分があれば、ブラシを小刻みに動かしながら汚れた部分をこする。

8.全体を見て、落としきれていない部分があれば、ブラシを小刻みに動かしながら汚れた部分をこする。


9.雑巾で下から上へと拭き上げる。上から下に拭くと上の汚れが下に垂れてしまう。

9.雑巾で下から上へと拭き上げる。上から下に拭くと上の汚れが下に垂れてしまう。

10.ここまでの作業で、雑巾には今まで取れなかった脂汚れなどがご覧のように採れている。

10.ここまでの作業で、雑巾には今まで取れなかった脂汚れなどがご覧のように採れている。


11.さらに、落ちていない小さな油汚れなどがないか確認する。壁にはまだ数カ所汚れがあった。

11.さらに、落ちていない小さな油汚れなどがないか確認する。壁にはまだ数カ所汚れがあった。

12.使い古した硬めの歯ブラシに洗剤をスプレーし、円を描くようにピンポイントで落とし、拭き取る。

12.使い古した硬めの歯ブラシに洗剤をスプレーし、円を描くようにピンポイントで落とし、拭き取る。


Before
凹凸のある壁には、油ハネと、手前に置いたゴミ箱から飛んだ生ゴミの汁が付着。

凹凸のある壁には、油ハネと、手前に置いたゴミ箱から飛んだ生ゴミの汁が付着。

After
洗剤をスプレーしてラップ。その後、ブラシで汚れをかき出して、きれいな壁に。

洗剤をスプレーしてラップ。その後、ブラシで汚れをかき出して、きれいな壁に。


 

◎本多弘美さん 家事・収納アドバイザー/実生活に寝だした合理的な収納アイデアと、理論的な分析と科学的な視点での家事提案が人気。著書に『クセになるおそうじ術』など多数。

 

クロワッサン903号『かんたんカラッと、掃除のワザ』(2015年6月25日号)より

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