ビューティー

イメージ力が美肌への近道! 話題のファセテラピーとは?

「ファセテラピー」とは、エステティシャンとして20年以上、人の肌に触れ、美肌へと導いてきた鈴木理絵子さんが考案したセラピーのこと。

「ファセ=フランス語でフェイスのセラピー(療法)です。普通のマッサージと違うのは、肌に触れることで皮膚の下にある神経にも働きかけ、”心の凝り”もほぐすこと。そのために、身体に備わったリズムを同期させてマッサージします」

 ファセテラピーの理論を基に、自分の感覚を重視したセルフエクササイズが〝センササイズ〟。

「センササイズは、肌についた汚れを取り去るイメージで手を動かします。すると指の腹や手のひらの肌への密着感が高まるのです。また、『今日一日がんばったね』と心に語りかけたり、温泉に浸かった気持ち良さを想像したりしながら手を動かします。そうすることで、思考、身体の動き、皮膚感覚の3つのリズムが一致して、肌に驚くほど効果が出ますよ」

朝晩、乳液やクリームを塗る時など、さまざまな場面で応用が可能です。

ファセテラピー基本のセンササイズ

 ファセテラピーはイメージを思い浮かべてのマッサージが大切。

「オイルやジェルを使わなくても、電車の中やオフィスのデスク、カフェでひと休みする時になど、どこでも簡単にできます。毎日、ほんの少し肌に触れるだけで、透明感と柔らかさが生まれますよ」

 ここで紹介するのは、その基本形。表情を生き生きと見せたい時、また一日の中でストレスを感じた時、疲れを感じた時、センササイズで顔がほぐれると、心も同時に軽くなるそう。

顔タッチセンササイズ

1.手のひらをパーにして、顔を包み込むように触る。自分を褒めながら、5秒以上触る。

1.手のひらをパーにして、顔を包み込むように触る。自分を褒めながら、5秒以上触る。

2.手をグーの形にして、あご、頬、こめかみ、額などに当て、凝りを細かくほぐすイメージで5秒以上押す。

2.手をグーの形にして、あご、頬、こめかみ、額などに当て、凝りを細かくほぐすイメージで5秒以上押す。


 

表情のセンササイズ

1.顔で空気を感じるイメージで、1から4までカウントしながら、首を後ろにゆっくり倒していく。

1.顔で空気を感じるイメージで、1から4までカウントしながら、首を後ろにゆっくり倒していく。

2.1のイメージのまま、今度はゆっくり5から8までカウントしながら、首を元に戻していく。

2.1のイメージのまま、今度はゆっくり5から8までカウントしながら、首を元に戻していく。


 
 

やさしい顔を生む、癒やしのセンササイズ。

朝のスキンケアのタイミングにお勧めなのが、穏やかな顔の表情を作るという〝癒やしのセンササイズ〟。

「コツは手だけを動かすのではなく、同時に顔も動かすこと。そして顔をなでながら、ポジティブなことをイメージしましょう」

 洗顔時にぬるま湯ですすぎながら、美容液やクリームをつけながら、メイクをする直前など、自分のやりやすいタイミングで。

1.テーブルなどに肘をつき、手を鼻の脇に当て、顔を支えるようにして全身をリラックスさせる。

1.テーブルなどに肘をつき、手を鼻の脇に当て、顔を支えるようにして全身をリラックスさせる。

2.1の手をそのままに顔を下に動かすようにして、手のひらがおでこにくるよう、密着感を感じながらスライド。

2.1の手をそのままに顔を下に動かすようにして、手のひらがおでこにくるよう、密着感を感じながらスライド。


3.おでこに当てた手を左右に軽く開きつつ、顔を再び上向きにして、手のひらが生え際に沿って当たるようにする。

3.おでこに当てた手を左右に軽く開きつつ、顔を再び上向きにして、手のひらが生え際に沿って当たるようにする。

4.さらに顔を上に向け、両手のひらが生え際に沿って、耳、フェイスラインへと動くようにする。

4.さらに顔を上に向け、両手のひらが生え際に沿って、耳、フェイスラインへと動くようにする。


5.大きな円を内から外回しに描くように、ゆっくり顔をなでる。手はなるべく動かさず、顔を動かして行う。

5.大きな円を内から外回しに描くように、ゆっくり顔をなでる。手はなるべく動かさず、顔を動かして行う。

『クロワッサン』896号(2015年2月25日)より

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