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【キッチン編】水回りをリフォームすると、 暮らしの質がぐんと上がります。

家全体の機能の見直しにもつながるのが、水回りのリフォーム。50代に多い悩みと解決法、キッチンの例を紹介します。
  • 文・新田草子 リフォーム実例写真提供・スタイル工房
渡辺ノリエさん

「築後20年近く経つとまず傷み始めるのが、キッチンなどの水回り。家族構成が変わる時期に合わせて一新したいという方は多いです」(スタイル工房チーフプランナー・渡辺ノリエさん)

設備の入れ替えだけを考えがちだが、
「キッチンはリビングの一部であることが多いし、温度差をなくすにはバス・トイレと、寝室やリビングとの位置を考えることが必要に。配管の状態によっては工事が広範囲になることもあります。水回りの改修は家全体の機能や居心地を見直し、生活のQOLを上げるきっかけになるもの。どう暮らしたいか、どこまでやるかを念頭において計画されることをおすすめします」

【お悩み】狭くて暗く、閉塞感がある台所。 毎日の料理が楽しくない。

【解決策】壁を抜く、向きを変える。 それだけで雰囲気よく。

古い戸建てだと北側にあることが多いキッチン。寒くて暗く、ダイニングまで距離がある、ということもしばしば。
「マンションによく見られる、三方を壁で仕切ったキッチンも、行き止まりの閉塞感がイヤ、という声をよく聞きます」
戸建てなら思い切って場所を南側に移すという手もあるが、
「シンクの向きを変えたり、壁をなくすだけでも変わります」

”隔離”された台所。場所を広げ、 シンクやコンロの向きを変えて解決。

玄関から続く廊下の北側に台所があった、古い戸建てのリフォーム例。台所と廊下を挟んで向かいにあった和室の壁を抜いてひと続きにし、シンクやコンロは向きを変えてダイニングを見渡せる位置に。明るく広々とした空間に生まれ変わった。

行き止まりのキッチンを、 壁を抜いてオープンに。

マンションのリビング横の細長いキッチン。壁をなくし、手前をシンク付きのカウンターにして広々と。家族とのコミュニケーションも取りやすくなった。

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