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旅先で体験する、写経・写仏・禅入門。

静かな気持ちで心をこめて写経や写仏をする。お寺でしかできない体験を通じて心癒される、京都・奈良の旅を提案します。

「写経の根本道場」で、初めての写経を。

京都 旧嵯峨御所 大本山 大覚寺

平安のはじめ、嵯峨天皇の離宮として建てられてから1200年余りの歴史のある大覚寺。真言宗開祖である弘法大師のすすめにより嵯峨天皇が写経した般若心経が勅封として奉納されたことから、般若心経写経の根本道場として知られている。毎月1日(1月1日は除く)、11日、21日の3日間、写経道場である五大堂で写経法会が行われている。入会金2,000円を納めて入会した会員には会員証と袈裟、勤行聖典が贈られ、拝観料が免除されたり、写経法会の日に写経をすると「お斎とき(うどん)」をふるまわれるなどの特典が。五大堂では拝観者がいつでも予約なしで写経をすることができる(10名以上は予約が必要)。また、申し込めば郵送も可能で、自宅で自分のペースで写経をすることも可能。

五大堂で行われる写経法会の様子。大勢の僧侶が参加する法会のあと、法話を聞くことができる。
薄い文字に合わせて筆ペンでなぞり、最後にお願いごとの成就を願う。

京都市右京区嵯峨大沢町4 ☎︎075・871・0071 拝観時間9時~17時(受付は~16時30分。写経の受付は~15時30分) 拝観料500円 写経セットの申し込みは大覚寺HPから。https://www.daikakuji.or.jp

絵天井の華やかな写仏道場で心静かに仏さまを写す。

奈良 當麻寺 中之坊(たいまでら なかのぼう)

當麻寺は藤原一族の娘、中将姫ゆかりの寺。本堂には中将姫が写経の功徳により目にした極楽浄土の様子が描かれたといわれる當麻曼荼羅が祀られる。中将姫の守護仏である導き観音でも知られている。當麻寺中之坊では、見事な絵天井で知られる写仏道場で写仏をする。写仏道場の前面には本堂にある本物の4分の1の大きさの當麻曼荼羅が祀られ、その曼荼羅に描かれている仏さまなどを写すことができる。お手本は阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩など6種類のなかから選ぶ。奈良の中心地から離れているので、ゆったりとした気分で仏さまに向かうことができるのもうれしい。毎月16日は導き観音の特別拝観日になっているので、この日を選んで訪ねるのもいい。

天井の四角の枠のひとつひとつに華やかな絵がはめ込まれている當麻寺中之坊の写仏道場。
眼前の曼荼羅にも描かれている仏さまや導き観音の姿を描くことができる。写仏をしていると、気持ちもひきしまる。

奈良県葛城市當麻1263 中之坊 ☎︎0745・48・2001 拝観時間9時~17時(受付は~15時30分) 當麻寺入山拝観料500円。他に写仏の用具・用紙代含め1,500円。

自分のからだと呼吸に親しんで坐禅する。

京都 建仁寺塔頭 両足院(けんにんじたっちゅう りょうそくいん)

両足院は龍山徳見禅師を開山とする臨済宗建仁寺派の寺。予約をすれば、本堂の縁側から美しい庭園を眺めながら坐禅体験をすることができる。所要時間は約60分。説明のあとに坐禅開始。終わったあとには法話がある。両足院では大切なのは「ゆるめる、ほどく、手放す」ことだと教えている。頭のなかを無理に無にしようと努力したり、つらさに打ち勝とうとするものではない坐禅を体験できる。ほかに、ヨガでからだをゆるめたあとに坐禅をするコースもある。いずれも開催日が限られているので注意が必要。両足院ホームページのカレンダーでコースと日程が確認できる。

無理して無になろうとしたりせず 自然体で、目の前の庭園も楽しみながら坐禅を。
坐禅のほか、写経体験もできる。申し込み はホームページから。

京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591 ☎︎075・561・3216 両足院は特別公開の期間以外は非公開。坐禅体験はHPで詳細を確認の上、申し込む。https://www.ryosokuinn.com/zazen/

『クロワッサン』947号より

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