材料を切ったら、そのたびに洗わなければならないまな板や包丁。混ぜたりこねたあとの油汚れもやっかいなボウル。料理にかかる時間の多くは、次の作業に移る前に使った道具を洗うことに費やされる。このストレスフルな作業を少しでも軽減するためには、そもそも調理道具を汚さなければいいそんな発想で、さまざまなアイデアを伝授してくれる島本美由紀さん。
「料理には〝切る〟作業が不可欠ですが、まな板を使うと肉汁が染みたり、野菜の色移りが落ちなかったりと、洗うのにけっこう手間がかかりますよね。私は特にキッチンばさみを多用しますが、包丁とまな板だけが切る道具じゃないという視線で見れば、身の回りに使える道具はたくさんありますよ」