くらし
ニュース

夫のモノが散らかる元凶?ストレスフリーの対処法とは!?【後編】

家族がいる場合、自分一人だけが片づけても、空間はスッキリとはいきません。夫や子どもと、揉めずに片づけるコミュニケーションとは。
  • 撮影・森山祐子 ヘア&メイク・伊藤千栄子(藤田さん) 文・板倉ミキコ

部屋が片づかない原因になりうるし、相手が片づけてくれない状況が続くと、イライラのもとにもなる〝夫のモノ〞問題。今回は読者のアンケートによる、夫へのリアルな怒りや嘆きを踏まえつつ、女優・藤田朋子さんが、知的家事プロデューサーの本間朝子さんに、片づけ問題の賢い解決法を聞きます。

本間 アンケートを見て気になったのが、ご主人はどう思っているのか、話を聞いたことがあるのだろうか、ということです。ご主人は現状を快適に思っていたり、リラックスできているからこそ、散らかしているのかもしれません。そもそも、片づけにはコミュニケーションがとても重要です。自分の理想を相手に求めず、夫の理想も聞き入れ、一緒に解決する方向に持っていきながら妥協点を見つけないと。

藤田 彼は今の状況がとても快適みたいです(笑)。片づけに限らず、夫に対しては、彼がどうやったら楽しく毎日過ごしていけるかな、といろいろ考えてやっているだけなんですよ。

Q.今までに持ち物で家族と揉めたことはありますか?

6割の揉めた派は、解決に至っていない場合が多いのも特徴。

「夫が怒ってしまうと聞く耳を持たず、発展的な話ができない」(52歳・広告)との声も。

「お互いの許容範囲が違うと、やはり揉める原因になります」と本間さん。

藤田さんは「なるべくならそういうことで喧嘩はしたくないですね〜」と。

本間 そうですね。藤田さんのお宅は、ご主人が片づけないのはコミュニケーションの一部のようで、お互いに特には困っていらっしゃらない。

藤田 外で一生懸命働いて疲れて帰ってきた人に、あれやれこれやれと言うのは申し訳ないな、と思うんです。自分も疲れている時は疲れているオーラを出しまくって、「今日は何もできません」ってアピールする時もありますし。自宅はパラダイスであってほしいから、ヤンヤン文句を言わなくてもいい環境を作っておきたいんですよね。

言葉の選び方ひとつでやる気にさせたり、その逆もある。

本間 片づけは仕組み作りが大切と言いましたが、もう一つ大切なのが、気持ちの乗せ方、上手な声がけです。せっかく片づける気になった男性に「やり方が違う」など口を出してしまい、やる気を削いでしまうこともあります。

藤田 よ〜くわかります(笑)。うちなら「もうやらない!」ってへそを曲げてしまうはずです。

本間 「惜しい!」って言葉は使えますよ。その後に「でも、ここのところができたら120点満点だったよ」と言えば、相手の気持ちを損ねずに、やってほしいことは伝えられます

「夫の行動を観察して、 ベストな解決法を 二人で考えましょう」と本間さん

藤田 私は「いい感じ」って言いますね。「いいね」とは言ってないから嘘はついてない(笑)。例えばお皿洗いを彼がしてくれている時に「いい感じ」と言うんですが、その後私がやり直しているのを見て「何かおかしかった?」と聞かれるので「うん、ちょっとだけ洗い足りないところがあったからね。でも、やってくれてすっごい助かっちゃった。本当にありがとうね」と言うんです。ゴミ捨ても「もしできたらやってくれるとうれしいな」と伝えておいたら、本当にやってくれたので「すっごーい! ありがとう〜」と感謝したら、その後もやってくれるようになりました。

本間 感謝が大事なんですよね。ご主人の自尊心が満たされ、自分を良い夫だと思えるから、次もやろうとなります。でも、なかには感謝の言葉が言えない方も多いんですよね。

藤田 感謝を愛情表現とまで重く考えなければいいんじゃないですかね。家族も小さな社会だと思えば、夫も他人。そう思えば、コップ1個片づけてくれた程度でも「ありがとう」と言える。

本間 価値観の違う他人だと思えばいいのに、家族だと自分の分身くらいに考え、理想どおりにやってくれる、と思いがちだから問題になるのかも。でも、藤田さんは旦那さんの理想に合わせてやってあげているようですね。

藤田 愛しているからですよ(笑)。相手のものが散らかっていても許せるのは、愛情があるからです。許容範囲は愛情のバロメーターのようにも思います。でも、彼がやってもらうのが当然と、偉そうにしているわけでもないんです。快適な暮らしができるのは私のおかげ、と思ってくれているだろうなと感じるので、満足できるんです。

本間 お二人は最高のバランスですね

「相手に完璧を求めず、 自分もゆったり 構えると気楽かも」と藤田さん

『クロワッサン』934号より

●本間朝子さん 知的家事プロデューサー/家事の効率化に役立つメソッド「知的家事」を考案。新刊『写真でわかる! 家事の手間を9割減らせる部屋づくり』(青春出版社)も好評。

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE