「肉を焼いた後の脂が、冷たい水より熱いお湯のほうが落ちるように、油汚れは温度が高いほうが落ちやすくなります。それは気温においても同じこと。暑い夏より寒い冬のほうが油汚れは落ちにくくなります」(本橋さん)
とはいえ、時間が経って乾き、ガッチリ固まった油汚れは、温度や気温が高くても落ちにくくなる。
「キッチンのコンロも壁も換気扇のフードも、油が飛び散ったらすぐ拭き取るのが結局は一番ラクな方法。お湯や洗剤なしにサッと拭き取れますから」
その場合、布ふきんを使うと油を洗い落とすのが手間。使い捨てにできる古布やペーパータオル、トイレットペーパーなどを収納ボックスに入れてキッチンに常備しておくといい。
「あとから拭こうと思うとやらなくなるので、手が届く場所に置いてすぐ拭き取れる態勢を整えておくことがポイントです」