お米農家やまざき、山﨑 宏さん・瑞弥さんが惚れ込んだ、「おいしい」を生む道具と器。
日々の料理の頼もしい相棒、食卓を演出するのに欠かせないものとは。それぞれのライフスタイルに合った、愛用の道具や器を紹介します。
撮影・徳永 彩 文・嶌 陽子
5.木のボウルにご飯を移し季節の野菜を混ぜ込む。
「炊きたてのご飯を木の器に移すと、水分を程よく吸ってくれるんです」。お気に入りは木工作家・須田二郎さんの無垢の木の器。各地のショップやギャラリーで時々個展があり、山﨑さんは約2年前に東京・吉祥寺の『OUTBOUND(アウトバウンド)』で購入。「手巻き寿司の飯台として使ったり、サラダを盛ったりしています。大きめのサイズのほうが用途が広いと実感」。この日は刻んだディルと茹でた枝豆を混ぜ込んで、おむすびに。
6.おむすびと一緒に食べるおかずも手際よく調理。
7.夏らしいランチの完成!器選びも楽しんで。
本日のメニューはおむすび2種(枝豆とディル、パクチーと塩レモン)、かぼちゃとお米のポタージュ、グリーンサラダ、スクランブルエッグ。見た目も鮮やかで食欲をそそる。おむすびを並べたのはまたたびの麺ざる(jogokumo)。「軽くて扱いやすい。茹でた麺をのせても水切れがよく、麺がシャキッとしたままです」。おむすびの取り皿は『ヤマサキデザインワークス』のヒノキの枡重(組む 東京 TEL.03-5825-4233)。「深さが3種類あり、これは浅いタイプ。深さによってお重や取り皿、お弁当箱、トレーなどとして、カジュアルにもあらたまった場面にも、多様に使えます」。サラダのグリーンが映えるガラス器は、「『イケア』で、2000円くらいで買った花瓶/ボウル3点セットのうちのひとつ。側面も見えてきれいなので、我が家では野菜をたっぷり盛る食器として使っています」
8.食後のお手入れ、収納もしっかりと気持ちよく。
『クロワッサン』1000号より
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