発酵デザイナー・小倉ヒラクさんおすすめ商品リストも! 渋谷ヒカリエで開催中の発酵展で買うべきはこれ!
写真・文 クロワッサンオンライン
遠くへ旅すると、かならずご当地調味料を買ってしまう郷土の味覚好きの私にとって、渋谷ヒカリエで開催中の小倉ヒラクさんがキュレーションした発酵展はぜひ足を運んでみたかった催しの一つ。さすが発酵デザイナーとして名高い小倉さん、日本各地から厳選した発酵食には知らないもの多く、日本の食文化の多様性にびっくり。
展示内容もさることながら、個人的に激アツだったのが、併設されたお買い物コーナー。全国の珍しい発酵食がずらりと並んでいて全部買えるんです! もちろん展示で気になっていたものもあり。やっぱり見るだけじゃなくて食べたいですよねぇ。
ただ、これだけあると何を買っていいか正直悩んでしまうのも確か。そんなクロワッサンオンライン読者のために今回はなんと、小倉ヒラクさん自ら、特におすすめの5商品をピックアップしてくださいました。さっそくご紹介しましょう。
小倉ヒラクさんの5つのおすすめ
かんずりは新潟の豪雪地帯生まれの唐辛子の発酵香辛調味料。塩漬け唐辛子を雪にさらすことで甘みを引き出しており、料理のジャンルを問わず使える便利な辛味。特に料理のプロや食通に愛されているとか。
フグの卵巣糠漬けは、その名の通り、あの猛毒ふぐの卵巣の珍味。佐賀の松浦漬けは鯨の上あごの軟骨「かぶら骨」を、細く刻んで酒粕に漬け込んだ、コリコリとした食感を楽しむ珍味です。
八丁味噌やしょっつるは都心のスーパーでもお馴染みですよね。私も大好きです。
そして、今回は特別に、d47 MUSEUMの店員さんにも聞き込みを実施。売れ筋商品をピックアップしてもらいました。
d47 MUSEUM店員が教える人気商品
入荷してはすぐ完売するという人気商品 が「さごはち漬け」。会津地方に伝わる一夜漬けのもとで、塩と米麹と蒸した米を3:5:8の割合で混ぜて作るので「三五八(さごはち)」と名付けられたとか。この商品は、ポリ袋に野菜を入れて少し加えて一晩寝かせるだけという手軽さ。ぬか漬けみたいにたっぷり使わず、野菜300gに対して 20-30gでOK。これは私もつい即買い。
「碁石茶」はカビをわざとつけて発酵させた乳酸発酵茶で、天日干しするときに碁石のように見えることが名前の由来。植物性乳酸菌がたっぷりで体にも良さそう。「黒作り」はイカ墨を混ぜて発酵させた塩辛。まろやかな味わいで日本酒のアテにぴったり。
その他、夏の季語でもある甘酒も今なら店頭にずらり。夏バテに効くと言われているので、これからの季節、冷蔵庫に冷やしておきたいドリンクです。
「Fermentation Tourism Nippon 〜発酵から再発見する日本の旅〜」は7月8日(月)まで開催中。ぜひ、上のリストを参考に、お買い物も楽しんでみては?(クロワッサンオンライン のぐぽん)
のぐぽん
『クロワッサン オンライン』ディレクター。戦国武将から昭和の名建築まで、ちょっと昔のものにときめきがち。痩せようと思って始めた筋トレなのになんだかガッチリ体型になってきたような…というのが最近の悩み。インターネットと連ドラと猫と旅行が大好きです。
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