くらし

「名もなき家事」の負担感、解決法がありますか?

  • 撮影・黒川ひろみ 文・三浦天紗子

見える化したり、家事のシステムを工夫。 難易度を下げて効率をアップ。

「家事がつらいと感じるなら、いまの家事のレベルは自分たちのライフスタイルに合っていないのかも。いまやっている家事を一度疑い、忙しさに合わせて減らしたり見直したりしてみましょう」

効率化のコツは、“わざわざ”の手間や時間を省くこと。見える化する、絞り込む、完璧を目指さずハードルを下げるなどです。

見える化する

工夫(1)
ストック管理の目安を明確にし、家族で共有。

トイレットペーパーやシャンプー類、調味料類などもなくなる前に補充する目安を共有しておくと、買い忘れなどもない。ストックの量の目安は、次に使う量プラス1。

工夫(2)
置き場所・捨て場所がはっきり見えるツールを活用。

ペットボトルは、ラベルを剥がして中を洗うところが着地点だと家族に周知する。写真のようなホルダーを用意して見えやすいところに置き、ゴールをわかりやすく。

ハードルを下げる

工夫(1)
見た目よりも掃除しやすさ、管理しやすさを優先する。

ゴミ収集時の分別がストレスであれば、捨てたものが見えるこんなポリ袋ホルダーを導入して。可燃ゴミと不燃ゴミの2つの袋を下げれば、結ぶひと手間で済む。

工夫(2)
手間いらずのアイテムを活用して、清潔をキープ。

洗面台の排水栓は普段は見えないヘアキャッチャーの掃除がつらい。いっそ取り外して、ゴミを取り除きやすい網型のものに。使ったら即掃除するルールに。

本間朝子(ほんま・あさこ)知的家事プロデューサー。自身が悩んだ経験から、ムダを省いた「知的家事」を考案。『家事の手間を9割減らせる部屋づくり』ほか著書多数。

『クロワッサン』991号より

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