「ちょっと聞いてもらいたいことを話します」岸恵子がトークショーを開催。
取材・撮影/クロワッサン オンライン編集部
2年ぶりの岸恵子のトークショー。第1部は自著小説『わりなき恋』の朗読劇。
「映像化を希望したが、主役を演じてくれる女優が見つからず、ひとり語りなら自分でもできると思い、挑戦することにした」
と語り、2015年の初演では大好評を博した。2019年度版では新演出・凝縮版が上演される。
『わりなき恋』の物語は成熟した女の愛と矜持の冒険譚。
「高齢者の男女が巡り合って恋に落ちる物語を書きたいと思いました。恋なんて突飛なことが、人生の最晩年にあってもいいんじゃないかなと思うんです。人生の夕暮れ時にパーッと虹が立つような話があるといいなって」
と執筆のきっかけを明かしてくれた。
第2部ではフリートーク。
「50代、60代、70代へ向けて、ちょっと聞いてほしいと思うことを話します」
という岸さん。
「よく、『若く見える秘訣は?』と聞かれますが、苦労しっぱなしでストレスが溜まっている生活を送っているから、老ける暇がないんです。今書いている新作エッセイでもこのようなことに触れているので、その辺りを聞いてもらおうかと思っています」
記者からの唯一無二の人生をどう思われますか? という質問には、
「本当に唯一無二の人生だと自分でも感心しています。
私はなんでも引き受けるタイプではなく、嫌なものは断ってきた。今後もやりたいことをやっていきたいと思います」
2015年の舞台ではガクガク震えるほど、緊張したことを打ち明けた岸さん。
「お客さまの喜んだ顔を見ると疲れが吹き飛ぶ」と笑顔で話し、舞台への意欲をのぞかせた。
岸惠子 ひとり語り 『輝ける夕暮れ』
公演期間:
5/18(土)14:00 新宿文化センター 大ホール
5/23(木)14:00 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール(名古屋)
5/28(火)14:00 埼玉会館 大ホール
6/2(日) 14:00 千葉市民会館 大ホール
6/5(水) 14:00 相模女子大学グリーンホール 大ホール(神奈川)
6/8(土) 14:00 たましんRISURUホール(立川市市民会館) 大ホール
6/11(火)14:00 フェスティバルホール(大阪)
6/17(月)14:00 なかのZERO 大ホール(東京)
6/20(木)14:00 関内ホール
6/27(木)14:00 八千代市市民会館 大ホール
料金:¥6,500(全席指定・税込)
※大阪公演のみ S席¥6,500/A席¥5,000
※未就学児入場不可
ヘアメイク:石田伸(アーツ)
衣装:松田綾子(オフィス・ドゥーエ)
プルオーバー 7万2000円、スカート 6万6000円/ヨシエ イナバ ネックレス 2万1500円/アビステ(税抜価格)
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