“岸本葉子です。お声がけをありがとうございます。喜んで承ります。日程につきましては〜”
“うれしいご返信をありがとうございます”
丁寧さと朗らかさ、温かな気遣いが程よく混じった文面。岸本葉子さんのメールは、読む人の心を和ませる。しかも、伝達内容は明確で簡潔。
「昔は、堅苦しく、ガチガチの文面でしたが、少しずつ今のような形になってきました。程よく感情を入れると、親しみを持ってもらえるし、自分も書いていて楽しいですから」
原稿執筆や講演依頼、取材に関するメールをやり取りすることが多い。数々のメールを受け取る中で、うれしいと感じるのは、“原稿のこの部分がとても心に沁みた” “今後もご縁を続けたい”といったポジティブな気持ちを表す言葉だという。
「自分が日々いただくメールが、一番のヒントになりますね。私も、自分の気持ちをなるべく正直に、具体的に入れるようにしています」