近い将来、仕事の大半はAIが代替してくれるでしょう。そうすると、趣味を楽しむ、あるいは自分を高めるために勉強する、といったライフスタイルが可能になります。それを支えるのがBIだと考えられています」
BIは200年も前から思想家や経済学者などによって考えられてきた。
「BIは貧困や格差をなくす、という社会保障的な政策というだけではなく、経済成長も実現できるのです。例えばヨーロッパ諸国にはここ20年、グーグルやアップル、アマゾンなど世界経済を牽引する企業は出てきていません。でもアメリカと比べて経済成長は同等かそれ以上です。それは、消費税も高いですが、大企業や高額所得者から高額の税金を取って再分配をしているからです。BIもこの延長線上で考えていけば実現可能なはずです」