事務効率化のプロが考案、整理整頓の10のアイデア。
撮影・森山祐子 イラストレーション・安ケ平正哉
オフィスの整理整頓や、仕事がはかどるファイリング術、ミスなくムダなくデスクワークを進めるコツなどビジネスの効率化を指南して10年あまりになるオダギリ展子さん。そのアイデアを応用して家庭の雑事の負担を軽くできたらと考えるようになった。
「以前アンケートを取った結果、仕事の悩みワースト3は『デスクまわりの整理整頓ができない』『捨てるのが下手』『スケジュール管理が苦手』の3つでした。これらを解決するノウハウをまとめて人に伝えているうちに、このアイデアは家事の効率化にも役立てることができるのではないかと思い“おうちハックス”と名づけて研究しています」
オダギリさんが考案・実践している、多岐にわたる“おうちハックス”の中でも、今回は特に暮らしに取り入れやすい10のアイデアをご紹介。あまり労力や時間がかからない提案ばかりで、すぐにでも実行できる。しかも、コストが低いところがうれしい。
「家の中で『探す』『迷う』『やり直す』といったムダな時間をなくすためには、同じ種類のものを1カ所に『まとめる』、入れ物のサイズと色と形を『揃える』、手間をかけずに『捨てる』の3つを心がけるのがコツです。ちょっとした工夫で暮らしが楽になり、プライベートな空間が過ごしやすくなります」
【収納】壁の1面に収納をまとめる。
シェルフやラックなどの収納家具はなるべく壁の1面に寄せて揃える。
「収まらなければ2面使ってもよいと思います。収納が分散していると、探す手間が増えますし見た目もよくありません。極力まとめましょう」
【棚】寝かせると出し入れしやすい。
ペットボトルやラップ、ホイルなど、長いものは寝かせて向きを揃える。
「写真のように並べると探しやすくて取り出しやすいですね。向きを変えたり立てて並べたら、奥のものが探しにくく取り出しづらくなってしまいます」
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