くらし

【ミスミノリコさんのお針箱】穴があいてもシミができても、「繕う」ことでもっと好きになる。

  • 撮影・小出和弘 文・後藤真子

布製品についたシミは、簡単な刺繡でまぎれさせる。

淡色ブラウスの前身ごろに、茶色のシミがついてしまった。過度なシミ抜きは生地を傷めるし、このまま着ると目立つ。
必要なのは刺繡糸と刺繡針、糸切りバサミだけ。「グラデーションカラーの糸は1種類で色に変化がつくので便利です」
1. どんな形の刺繡にするか構想を練ったらスタート。上部のシミをチェーンステッチで囲んでいく。
2. 「シミを模様にしちゃおうという発想です」。糸は6本取りのものを3本引き抜いて3本取りで使用。
3. 下部のシミは、なみ縫い(ランニングステッチ)をかぶせていく。シミより広い範囲に入れること。
お日様と雨のような遊び心のある模様が完成。シミは模様のなかに取りこまれ、むしろプラスのアクセントに。
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