【リフォームのヒント】ハウスメーカーで実現。暮らしを豊かにしてくれるリフォーム。
撮影・徳永 彩(kiki)、ちづかみゆき(Before写真) 文・鈴木奈代
この先の人生への投資のため、料理教室ができるキッチンに。
みゆきさんからのキッチンに関する希望は、スペースを広くすること以外に、「収納を増やし、シンクを2つ作る。大きな食洗機を入れる、床暖房を設置する」ということ。広さは以前の約2倍になり、2列型キッチンからコの字型へと変化した。
新築時にこだわって作った「キッチンハウス」のシステムキッチンはそのまま生かし、広くなった分だけを新たに追加することに。もともと白とネイビーの扉を組み合わせていたが、残念ながら今はどちらも廃番。いっそポイントにしようと、追加する扉は明るいブルーにした。20年を経ても古臭くならず、使い続けられる耐久性と質の高さは、老舗のキッチン専門メーカーならでは。
調和し、アクセントにもなる明るい色の扉を追加。
コの字型のキッチンになり、追加したコーナー部分など、新たに付け足した扉は明るいブルーを選んだ。取っ手も廃番だったため、使わない扉から外し、再利用。
水栓金具のレバーは向きを変え、手前に設置。
ダイニング側の収納の奥行きを優先した結果、シンク側のカウンターの奥行きが59cmと狭くなった。シンクの大きさとの兼ね合いで、水栓レバーは手前側に設置。
何よりも大切にしたのは、清潔感。
一方、新たに加わったのは大容量の「ミーレ」の食洗機や、国産で一番容量の大きな「ハーマン」のガスオーブンなどだ。収納に関しては、キッチンの手元を隠す目的も兼ねて、ダイニングとの間仕切り部分を全面棚に。「奥行きの内寸が使い勝手には重要」と考え、サラダ皿が入る22㎝は確保してもらった。
そうして出来上がった思い入れのあるキッチンだが、みゆきさんが何よりも大切にしたのは、清潔感だそう。
「個人的には使い込まれた質感や、木の温もりなども大好き。ただ、料理教室をやる以上、すべての人が心地よく感じられるよう、掃除がしやすくて清潔感がある素材を選びました」
掃除もしやすいお気に入りのタイル。
キッチンのポイントになっている、目を惹くランタン型のタイル。色の組み合わせと配置のバランスは夫婦で相談を重ねて決めた。
床は、きれいに保て、見た目もよい大判を選択。
キッチン内部の床には、地模様の入ったニュアンスのあるグレーの大判タイルを選んだ。床暖房対応で、汚れも目立たず、目地が少ないので掃除もしやすい。
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