調理してそのまま食卓へ、火にかけられる器の魅力。
撮影・三東サイ
メリットいっぱい! 火にかけられる器で料理の幅も広がります。
おやつも作れる
スイートポテト
水にさらしておいた輪切りのさつまいもを油をひいた器で蓋をしてじっくり焼く。最後にバターを落とし、はちみつか砂糖をかける。「りんごやバナナなど、果物を焼いてもおいしいですよ。耐熱の器があれば、フレンチトーストなど、素朴なおやつを気軽に作りたくなると思います」
オーブンも使える
ミートソースドリア
器に冷やごはんとバターをのせて電子レンジで温め、よく混ぜる。温めたミートソースをかけてオーブンで焼く。途中でチーズをのせ、ほどよい焦げ目をつける。「直火にかけられる器ならオーブンも大丈夫。この器はレンジもOKなので、温めてから焼けば時短にも」
保温性抜群
れんこん肉団子
れんこんすりおろしと同量の豚ひき肉におろししょうが、卵、ごま油、ナンプラー、しょうゆ、マヨネーズ、白みそ、片栗粉を入れよく練る。ざく切りのれんこんと黒ごまを加えて団子状にし、弱火で焼く。「ふんわり仕上がり、保温性もあるのでおいしくいただけます」
一人分も手軽
野菜うどん
ごま油を器に入れ、豚肉としょうがのせん切りを酒、塩少々をふって炒める。肉の色が変わったら、にんじん、大根、ねぎなど好みの野菜を入れてさらに炒め、温めた出汁を注ぐ。味を調え、うどんを入れる。「長めの取っ手のある器はまさにお鍋感覚。夜食や一人ごはんにも重宝」
油が多くても大丈夫
鶏砂肝のコンフィ
筋を取った砂肝とオリーブオイル、塩、つぶしたにんにくを器に入れて弱火にかける。「こんなに油をたっぷり入れてもなんら問題ありません。火を消した後もしばらくぐつぐつしているくらい余熱のパワーがすごいので、様子を見て早めに火を止めてください」
石黒美穂子●フォトグラファー。フォトグラファーとしての活動に加え、昨年より器などを扱う生活雑貨店『MIGO LABO』のディレクターも務める。
『クロワッサン』959号より
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