カリフォルニア・セントラルコーストの旅③
取材・写真・文/斎藤理子
ファーマーズマーケットにあふれる、
色とりどりのオーガニック野菜。
温暖な地中海性気候のサンタバーバラ周辺では、1年中新鮮な野菜や果物が作られています。特筆すべきは、その多くがオーガニックなこと。カリフォルニア全体に言えることですが、特にサンタバーバラの人々はスローフードや地産地消といったことに意識が高く、ファーマーズマーケットに並ぶのは、ほとんどが地元で作られる有機無農薬栽培の野菜や果物。大規模な農家による大量生産が主流のアメリカの農業とは一線を画しています。
ファーマーズマーケットは月曜日を除く毎日、開催されています。曜日によって場所が移動するので、ホームページでチェックを。
太陽の光を一杯浴びてのびのびと育った作物はどれも、野菜や果物本来の濃い味がします。
一般客はもちろん、コックコートを着たシェフたちの姿もたくさん見受けられ、プロも認める食材なことがわかります。旅行中に野菜を買うのはちょっとハードルが高いかもしれませんが、そのまま食べられるイチゴやブルーベリーなどのベリー類などや、日本ではあまり見かけないチェリモヤなど、フレッシュフルーツの味見をぜひおすすめします。
02 / 07
広告