漂う南国感に癒されて。冬こそ足をのばして、ふらっと宮崎まで
文・クロワッサン編集部
九州の小京都・飫肥(おび)で、心と体を整える「歴史散歩」
2025年も残すところあとわずか。慌ただしい師走を駆け抜けた後は、温暖な気候の宮崎で心身を解きほぐす旅はいかがでしょう。
宮崎空港から車で約1時間、日南市にある飫肥(おび)地区は、江戸時代の武家屋敷や石垣が今なお残る街並み。“九州の小京都”として情緒ある町並みが広がっています。飫肥城跡の樹齢100年を超える杉の木や、苔むした石垣の緑に包まれて深呼吸すれば、きっとリフレッシュできるはず。
散策のお供には、あゆみちゃんマップが便利。対象施設への入館に加え、地元グルメとの引換券がセットになったお得なチケットです。ここで味わいたいのが、飫肥の郷土料理「厚焼きたまご」。一般的なだし巻き卵とは異なり、プリンのようなつるんとした食感と上品な甘さが特徴で、歩き疲れた体に優しく染み渡ります。また、魚のすり身に豆腐と黒砂糖を混ぜて揚げた「おび天」もおすすめ。
ランチは、築100年以上の武家屋敷を改装した〈服部亭〉へ。手入れの行き届いた美しい日本庭園を眺めながら、旬の食材を使った御膳をいただく時間は、まさに大人の贅沢。歴史の重みを感じる空間で、ゆったりとしたひとときを過ごせます。
太平洋の絶景とモアイ像にパワーをもらう
歴史情緒に浸った後は、車でおよそ30分。日南海岸の絶景スポット〈サンメッセ日南〉へ。真っ青な海を背に立ち並ぶ7体のモアイ像は、イースター島の許可を得て完全復刻されたものです。
モアイ像にはそれぞれ左から仕事運、健康運、恋愛運、全体運、夫婦円満、金運、学力向上のご利益があるとされています。2026年に向けて、新しい年の抱負を胸に願掛けをしてみるのも良いかも。そのほか園内には「ヴォワイアン(見る人)と呼ばれるカラフルな7体のオブジェや海が見渡せるブランコなど、フォトジェニックなスポットも満載。南国の風を感じながら、開放的な景色の中でデトックスが叶います。
今回の宿は宮崎市内のリゾート〈フェニックス・シーガイア・リゾート〉。2025年の年末から年始にかけては、この時期だけの特別なイベントが目白押しです。
宿泊者専用のガーデンエリア「THE LIVING GARDEN」では、イルミネーション「Starlight Winter ~星と光の特等席~」が開催中(2026年2月28日まで)。水辺に灯るあかりや焚き火の炎が、幻想的な夜を演出します。年末年始の一部日程では、打ち上げ花火に合わせて音楽を配信する「シーガイア 冬の満点花火」が開催されます。客室から、あるいはガーデンから見上げる冬の花火は、特別な思い出になること間違いなし。
食の楽しみも尽きません。リゾート内の各レストランでは、2026年2月末まで「カニフェア」を開催中。特に、創業後初めてリニューアルした鉄板焼ふかみでは、宮崎牛とともにタラバガニの鉄板焼きを味わうことができます。目の前でシェフが焼き上げるライブ感とともに、宮崎の豊かな食を堪能してください。
元旦には、客室から水平線に昇る初日の出を拝むことができるのも、全室オーシャンビューのシーガイアならでは。フェニックス・シーガイア・オーシャン・タワーでは、朝食前に新春の「お屠蘇振る舞い」、シーガイア・フォレスト・コンドミニアム、シーガイア・フォレスト・コテージでは、餅まきならぬ「福まき」などの伝統行事も行われ、日本のお正月らしい晴れやかな気分に。
温暖な気候、滋味深い食、そして心洗われる絶景。この冬は、頑張った自分へのご褒美に、宮崎・日南へのご自愛旅に出かけてみませんか。
●服部亭
住所:宮崎県日南市飫肥4丁目3-19
営業時間:月~日曜11:00~14:00
店休日:不定休
●サンメッセ日南
住所:宮崎県日南市大字宮浦2650
営業時間:月、火、木、金、土、日曜9:30~17:00 ※水曜定休、最終入園16:30
https://sun-messe.co.jp/
●フェニックス・シーガイア・リゾート
住所:宮崎県宮崎市山崎町浜山
営業時間:チェックイン14:00/チェックアウト11:00 ※詳細はHPにてご確認ください
https://seagaia.co.jp/
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