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【食器棚編】適量オーバーが混沌の原因。人生が好転する7割収納のすすめ

収納スペースに3割分の余裕があれば取り出しやすく管理もラク。ストレスを減らし、暮らしに余白を生む7割収納、毎日使う場所から始めよう。

撮影・森山佑子 文・松本あかね

食器棚やクローゼットの収納量を7割にとどめ、3割の余白を残す「7割収納」を提唱する中山真由美さん。

「3割ゆとりがあれば、片手で物を出し入れできます。10割収納だと一見うまく収まっていても出し入れしにくく、きれいな状態を保つのが難しい」

物量を減らすこともまた難しい。でも母や妻としての役割がひと段落したり、体調にも変化の起きるこの年代こそ、リセットのチャンス。好きな器を使いたい、今の自分に似合う服を着たいと思っても、収納がパンパンでは新しいものの入る余地がない。

「10割を超えると脳のキャパも超えてしまいますが、7割収納なら3割空きます。年齢を重ね、考え方や興味が変わったり、体力も落ちていく中、新しいことに挑戦したり不測の事態に対応するために、私たちの世代は常に3割の余裕を持っておく必要があるのです」

【食器棚】ポイントは階層化。 棚板を調節、追加し定位置を決める。

食器棚の奥まで見通すことができ、手がすっと入るのが7割収納の目安。「食器を種類に関係なく積み上げたり、その都度入りそうな所に押し込むのは〝空間の無駄遣い〟」と中山さん。これを正すには、まず棚板を調整する必要がある。踏み台なしで手の届く段は広くとり、使用頻度の高い食器はここを定位置に。さらに仕切り棚を入れて階層を増やし、器の形や大きさに合わせて収納する。半端なサイズのものは自然に手放したくなるはずだ。

(A)多くの皿が重なっていて、取り出すための空間がない。 (B)めったに使わない大皿や客用カップが取…

(A)多くの皿が重なっていて、取り出すための空間がない。

(B)めったに使わない大皿や客用カップが取り出しやすい段に入っている。

(C)よく使う食器なのに種類の違うものが重なりすぎている。

(D)よく使うグラスが奥に押し込まれている。

(E)同じ素材のものがバラバラと違う場所にある。

\これは 不要かも?/

【食器棚編】適量オーバーが混沌の原因。人生が好転する7割収納のすすめ

銘々皿は家族の人数分だけ。子育て期に活躍した大盛りおかず用の皿も処分。大皿は来客時用の良いものを、普段も活躍させる。

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5セットから2セットに減ったコーヒーカップ。来客用のカップ類は数が揃わないと使いづらいため、「お客様用」をやめる選択肢も。

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重ねるとバランスの悪い茶碗蒸しの蓋。実はアルミホイルで代用できる。「ほかに代用できるものがあるなら、処分の検討ありです」

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増殖するアミューズメントパークのグッズ、いただきもののプリンが入っていたカップなどは、子どもの成長とともに見直して。

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つい購入し隙間に押し込みがちなコーヒーショップのプラカップ。高さがあり視界をふさぐため、一定期間使用しなければ処分を。

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