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何を、どこに、どれくらいストック?死蔵品を作らない在庫管理のコツ

適量が分からず、知らずに増えてしまうストック品……。必要量や買い足しのタイミングを把握して、スマートに管理する方法を学びたい。防災備蓄収納プランナー協会代表の長柴美恵さんに教わります。

イラストレーション・小林マキ 構成&文・板倉みきこ

ストック管理の悩みは、「ものの種類が多くて管理しづらい」「適正量が分からない」など、下記のように多岐にわたる。ただ大まかに分類すれば、必要な時にうっかり切らしていることに気づくタイプと、ものがなくなることが不安で大量に買い込み、収納場所を無駄遣いして死蔵品も作ってしまうタイプの2つに絞られる。いずれも、ストックには何が、どれくらい必要かを明確に把握していないことから起きる悩みだと、『防災備蓄収納プランナー協会』代表の長柴美恵さんは分析。

「在庫を無駄なく、上手に回していくためには、使いたい時に取り出しやすい場所に収納するのが基本です。片づけや在庫管理が苦手な人は、特に〝見える化〟が大事。また、死蔵品を作らないためには、なんとなく収納せず、理由を考えた上で収納場所を決めること。そして〝不安〟や〝思い出〟といった感情は排除して、合理的に計算してストック量を導き出すといいんです」

それができたら苦労しない、と思った人におすすめしたいのが、防災備蓄の考え方を日常にも反映させることだ。

「飲料水や食料品、衛生用品など、防災備蓄品は何が何個必要か、ということが明確に導き出せます。何個あれば1週間は過ごせる、などと計算できるので安心材料にもなるでしょう。必要量を明確にするポイントを掴めれば、無駄な買い溜めも減りますよ」

早速、防災備蓄の考えを取り入れた、ストックルームの再点検を開始。

「何を、どこに、どれくらいのチェックから始め、この機会に防災備蓄も加えていきましょう」

在庫管理のマイルールを完成させよう。

ストック品は、生活必需品に生活用品、食品など、種類も多ければサイズもバラバラ。使用頻度や消費サイクルも異なるので、どう管理し、どこにどれくらい収めるべきか。片づけ下手を悩ませる、難易度の高い問題だ。
ストック品は、生活必需品に生活用品、食品など、種類も多ければサイズもバラバラ。使用頻度や消費サイクルも異なるので、どう管理し、どこにどれくらい収めるべきか。片づけ下手を悩ませる、難易度の高い問題だ。

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