無駄な探し物の時間が激減! グループ収納でもう散らからない
撮影・森山佑子 文・一澤ひらり
「裁縫セットのように、同じ目的で使うもの同士をひとつにまとめて収納することをグループ収納といいます。あちこちからモノを用意したり、使い終わった後にそれぞれの場所に戻さずに1回ですむので、散らかりません。作業にもすぐ取りかかれて効率的です」
と説明するのは、グループ収納で家がすっきりと整い、家事の時短にもなったという高岡麻里恵さん。
「大切なのは使う場所に置いておくこと。探す手間いらずで、動線に無駄がなく、出しやすくしまいやすい。収納しているケースや箱にラベリングしておけば、家族も把握できて、片づけもやってくれるようになり効果抜群です」
高岡家で実践するグループ収納で、そのノウハウを教えてもらった。
家じゅうどこにでも持ち運べ、即座に仕事が始められる。
オンラインで整理収納のサポートをしている高岡さんは、ノートパソコンなどの仕事道具をひとまとめにしてケースに入れ、リビングの物入れに作った収納棚に置いている。
「これを持ち運べば家じゅうどこでも仕事ができます。ペンなどをいちいち文具入れから出すのは面倒だから、仕事専用のものを収めています。カラーペンは家族のそれぞれの色を決め、予定が一目でわかるように」
•ノート
•スケジュール帳
•ノートPC
•カラーペン
•修正テープ
•スマホスタンド
宅配便を受け取ったら、玄関で段ボールを片づける。
玄関で宅配便を受け取ったら、その場で段ボールを処理できるセットを下駄箱に収納している。
「段ボールに貼られたテープをカッターで切って品物を出したら、段ボールを解体してひもでくくります。その結束用ツールとしてダイソーの『くるくるひもしばり』を使っていますが、束ねやすくて便利ですね。ひもを切るハサミも入れてあるので、玄関で作業が完了できます」
•ハサミ
•カッター
•結束用ツール
•ひも
クローゼットに置けば、服のシワ伸ばしもラクラク。
押し入れの下段には備え付けのバーがあるので、自身のクローゼットにして、上段にはアイロンセットを。
「グループ収納は使う場所に置くことが鉄則です。このケースを取り出せば、その場でアイロンがかけられますが、洋服をかけたままでのシワ取りがメインなので、アイロン台はミトン型を使っています。なるべくシワにならない服を買うようにしているので、出番は少ないかも」
•スチームハンディアイロン
•アイロンミトン
•水用カップ
•シワ取りスプレー
玄関で身なりを整えて、気持ちよく出かける。
イヤリングや指輪といったアクセサリー類は散らばりやすいので、玄関の身支度セットに置いている。
「出かけるときにここでアクセサリーをつけて、ヘアオイルを塗ったり、アロマスプレーをシュッシュしたり。このセットは突っ張り棒を縦に使う『ドローアライン』のトレーに置いていて、フックに鏡をかけています。洗練されたフォルムで玄関のシックなインテリアにもなっています」
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