グルメ&温泉三昧「別府温泉 杉乃井ホテル」で心と身体を満たす1泊2日の旅へ
撮影・文 Momo*Kinari
ワークショップや温泉地散策で大分の魅力を再発見
チェックアウト後は、別府駅の近くにある竹細工体験工房「シナジーズ」へ。
竹藝家のこじまちからさんによる本格的なワークショップが行われています。
今回は、竹玉づくりを体験しました。
まず、竹ひご5本を使って星形に組みます。これは竹細工の基本の形なのですが、想像以上に難しくて苦戦。さらに球状に組んだら専用の染料に煮漬けて染めていきます。竹ひご本来の色や漬け込む時間によって色の濃淡に変化がつけられるので、参加者はみな思い思いの色みを目指します。
染め上がったら糊に漬けて「地固め」し、乾いたら出来上がり。
1時間のレクチャーで出来上がった竹玉は、愛着もひとしお。紐を通してアクセサリーにしたり、飾ったりと使い道は様々に。
杉乃井ホテルにもいたるところに美しい竹細工が飾られていました。関心を持った人には、こういったワークショップの体験もおすすめです。
シナジーズでの竹細工体験は2200円から(内容により異なります)。ホームページから気軽にお問い合わせを。
湯けむりが立ち上る温泉郷「鉄輪温泉」を散策
別府駅からバスで20分ほどの場所にある鉄輪(かんなわ)温泉は、「海地獄」や「鬼山地獄」など7つの地獄めぐりができる観光スポットです。
100%源泉掛け流しの温泉施設や宿が密集し、いたる所で湯けむりがもうもうと立ち込めています。
別府では、昔から農閑期に身体を温泉で癒す文化があり、1〜2週間ほど鉄輪温泉に滞在し湯治を行なっていました。そういった宿泊形態のことを「湯治場」といい、この辺りでは「貸間(かしま)」と呼んでいます。自分で持ち込んだ食材を、地熱を利用したかまどを使って自炊できることが特徴です。
そんな貸間の一つである「大黒屋」では、宿泊者でなくても食材を持ち込んで自炊する「地獄蒸し」を体験できます。
青唐辛子と麹でつくった大黒屋特製の調味料は、旨みを引き立てるキリッとした辛さがやみつきになる味で、蒸したての野菜や肉と相性抜群!たっぷり用意したはずの食材も、あっという間に完食です。
鉄輪温泉の風物詩でもある、仲間や観光客同士で地獄釜を囲みながらの食事は、とても得難い体験でした。
湯治の宿 大黒屋
住所:大分県別府市鉄輪3
TEL:0977-66-2301
地獄釜利用料金:90分700円~ 営業時間:11:00~15:00 ※要予約
食後は大黒屋のすぐそばにあるセレクトショップ「冨士屋 一也百 Hall&Gallery -はなやもも-」へ。
店内では生活雑貨をはじめ、鉄輪温泉の地熱を使った低温スチームコンフィチュールや、うきは市にある野草ベーグルと摘み草料理の店「Plantago」のベーグル(250円〜)も販売。
今回タイミングよく、和の食材を使用した2種のベーグルを購入できました。焼きたてを食べたい場合は、同じ建物内にあるカフェスペースを利用してみて。
冨士屋 一也百 Hall&Gallery -はなやもも-
住所:大分県別府市鉄輪上1組
営業時間:10時〜17時
定休日:月曜・火曜(月曜が祝日の場合は火曜・水曜が休み)
別府はホテルや温泉、グルメだけではなく、カルチャーなど心ときめくモノ・コトと出会える街。家族旅行はもちろん、女子旅や大切な人との記念日旅行先にもぴったりです。
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