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離れて暮らす介護が必要な親と意思疎通できるタブレット「TQタブレット」

離れて暮らす介護が必要な親と意思疎通したいときにおすすめなのが、100歳以上の方も利用しているという「TQタブレット」。詳しい使い方を開発責任者の江部宗一郎さんに聞いた。

イラストレーション・ジョン・ダノン 文・長谷川未緒

何かと制限が多い介護施設でも、親と直接つながれるのが安心

操作は簡単。自分のスマホにアプリをダウンロードし、親と通話したいときに「家族と話す」をタップ。タブレット側の操作は不要で、10秒ほどで自動的にテレビ電話ができる。
操作は簡単。自分のスマホにアプリをダウンロードし、親と通話したいときに「家族と話す」をタップ。タブレット側の操作は不要で、10秒ほどで自動的にテレビ電話ができる。

病気や怪我で入院したり、介護施設に入居したりすると、面会に制限があるなどして、会う機会が減る。そんなときこそ、本タブレットの出番だ。親側の操作は不要で、Wi-Fiがなくてもテレビ電話ができる。

「ユーザーの約半数が施設で利用されています。ある方は、喉の手術をして電話ではうまく話せなくなっていたけれど、タブレットを導入したことで顔を見てやりとりでき、家に帰りたいという意欲が湧いて退院できたと聞きました」(江部さん)

サポートが限られた施設では、「おやつ食べた?」などと、家族が日々声がけできることは大きい。親が話せない状態の場合も、スタッフに協力してもらいテーブルの上などにタブレットを置いてもらえば様子を見られる。親に施設に入居してもらうことへの不安から解放してくれる、介護生活の頼もしい味方だ。

親が何も操作をしなくても、簡単にテレビ電話ができる

話すほどでもないことを共有したいときは、スマホのアプリからメッセージ付きの画像を送れる。定型イラストとメッセージのほか、好きな写真やテキストを送ることも可能だ。
話すほどでもないことを共有したいときは、スマホのアプリからメッセージ付きの画像を送れる。定型イラストとメッセージのほか、好きな写真やテキストを送ることも可能だ。

親の様子が気になるときに顔を見て話せる、コミュニケーションに特化した本タブレット。

「タブレットを持つ親のほうでの細かい操作は不要なので、電子機器が苦手でも問題ありません。年齢を重ねて耳が遠くなると、電話で話すのは億劫に感じることもあるようですが、テレビ電話は視覚情報が加わることで対話の幅が広がり、双方が納得のいくコミュニケーションが取れるようになります」(江部さん)

親が離れて暮らす場合、毎日の薬の飲み忘れや食事をしたかどうか、夏場のエアコン利用など心配なことも多いが、「薬飲んだ?」「ごはん食べてる?」「エアコンつけてね」などと、様子を見ながらリマインドできる。また、医師や看護師による訪問診療時につなげば、直接説明を受けたりもできて便利。親の自立した生活を応援しつつ、自分の安心感も高まると評判だ。

TQタブレット
TQタブレット

タブレットは手元に届いたら、電源を入れるだけですぐに使える。3GBで17時間のテレビ通話が可能。親側から連絡したいときは、事前登録した最大10人まで通話リクエストができる。使い方がわからないときは、アプリからオペレーターにテレビ通話で相談できるので安心だ。タブレット代金5万5000円、月額4,400円(3GB)、初期登録料1万1000円。

問合せ先・TQコネクト

『クロワッサン』1134号より

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