一生かけて楽しみつくす趣味の話:砂原文さんの「トライアスロン」
新たな趣味を見つけ、充実した日々を送っている人を取材。その生き生きとした姿に、何歳から始めても遅くないと勇気をもらえるはず。
文・長谷川未緒
練習すると必ず成果が出るので純粋な喜びを感じています
砂原文さん(50歳、フォトグラファー)
フォトグラファーの砂原文さんは、40代後半から体調やメンタルの不調があり、運動の必要性を感じていた。
そこにかねてより興味のあったトライアスロンのレースに仕事仲間がエントリーすると聞き、参加を決めたそう。
「トライアスロンというと驚かれますが、そういう途方もないことに、挑戦してみたかったんです」
平泳ぎはできたがクロールは未経験のため水泳教室に通ったり、ランニングをしたりとトレーニングを重ねた。今年6月に開催された木更津トライアスロン大会は見事完走したという。
「日常では感じられないような達成感、爽快感がありました。今年50歳になりましたが、この年齢で新しい体験ができたことは新鮮な驚きです。コツコツ続ければ成果が返ってくるのが運動のいいところ。次は11月の大会を目指して、トレーニングしています」
『クロワッサン』1126号より
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