【ダニやカビに注意したい5カ所】プロの技術を参考に、ポイントを押さえて健やかな空間をキープ!
撮影・土佐麻理子 イラストレーション・米村知倫 文・小沢緑子
ちょこちょこ掃除で手垢や雑菌もオフ。[冷蔵庫]
毎日頻繁に開閉する冷蔵庫は食品の汚れだけでなく、手垢や雑菌もつきやすい場所。「一度にまとめて掃除するのは大変ですが、普段から液ダレしやすい箇所、外側の扉もちょこちょこ掃除を。家族みんなで触れる機会も多いものだけに清潔を保ちましょう」
左から
⚫︎重曹水スプレー
重曹と水を1:9の割合で混ぜる。
⚫︎消毒用エタノール
⚫︎消しゴム
⚫︎布巻きスプーン
すき間汚れに。古布を10センチ四方に切って、スプーンに巻く。
⚫︎ふきん
1.消毒用エタノールで消臭・除菌も同時に。
液ダレなどは、軽い油汚れも溶かす消毒用エタノール(80%前後)をふきんに吹きつけて、奥から手前に拭く。「エタノールを使うと二度拭きは不要。消臭・除菌効果があるのもいいところです」
2.すき間の汚れは、布巻きスプーンで。
ホコリをはじめ、食品由来の汚れもたまりやすい冷蔵庫のゴムパッキン。「古布を巻いたスプーンに消毒用エタノールを吹きつけて、すき間や溝に差し込んですくうように動かすときれいに取れます」
3.油や皮脂汚れに強い重曹水で扉をスッキリ。
扉についた手垢はまず簡単に落とせる消しゴムを使用(下写真)。「次に重曹水で湿らせたふきんで拭く→水拭き→乾拭きの順に」
ニオイ対策=清潔に保つコツ。[洗濯機]
洗濯物の悩みで多いニオイは、洗濯槽の裏の汚れ、雑菌やカビが繁殖していることが原因に。「月1回は必ず洗濯槽の洗浄を。また、使用後は洗濯槽の縁やゴムパッキンの水気やホコリを拭き取る、蓋を開けて通気性をよくするなど、普段からの手入れも大切です」
左から
⚫︎軍手ぞうきん
⚫︎ストッキング団子
⚫︎市販の洗濯槽クリーナー
1.使用後は、蓋を開けて中を乾燥させる。
「水分が残るとカビが発生しやすいので、洗濯機の蓋は閉めっぱなしにせず、できるだけ開けて乾燥させて」
2.開口部のパッキンの、水分と糸くず類を一掃。
「洗濯槽の縁やゴムパッキンの中のすき間には、軍手ぞうきんで指を差し込んで水気も繊維ゴミも拭き取りを」
3.乾燥フィルターのホコリを取り除く。
乾燥フィルターは使うたびにホコリを除去しておくと省エネにも。「こまめにストッキング団子で取り除いて」
4.洗濯槽は月1回、専用クリーナーを。
「洗濯槽は月1回掃除。ドラム式、縦型それぞれに専用クリーナーがあるので適したものを選びましょう」
『クロワッサン』1128号より
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