まろやかなコクがやみつき、「玉ねぎドレッシング」の作り方と活用レシピ【重信初江さんのレシピ】
おなじみの調味料のレシピと活用法を紹介します。
撮影・木村 拓 スタイリング・肱岡香子 文・嶌 陽子
玉ねぎのまろやかなコクがやみつきになる。
出来上がり量:250ml
保存期間:7日(冷蔵)
サラダはもちろん、肉や魚のソースとしても活躍。炒めた玉ねぎのコクを楽しめる。「玉ねぎを生のまま入れると苦味が出てしまいます。少し手間はかかりますが、焦がさないように気をつけながら炒めてください」
【材料(作りやすい分量)】
玉ねぎ 1個(みじん切り)
サラダ油 大さじ1
A[醤油・酢・サラダ油 各1/4カップ、こしょう 少々]
【作り方】
1.フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、玉ねぎを4〜5分、しんなりして水気がなくなるまで炒めて(上写真)冷ます。
2.Aを加えてよく混ぜる。
↓
ポークソテー
【材料(2人分)】
豚トンカツ用肉 2枚
サラダ油 大さじ1/2
玉ねぎドレッシング 大さじ3
【作り方】
1.豚肉は筋切りして肉たたきなどでたたいておく。
2.フライパンにサラダ油を熱して1を並べ、弱めの中火で火が通るまで片面3〜4分ずつ焼く。
3.玉ねぎドレッシングを加え、全体に絡むまで1分ほど上下を返しながら焼き、器に盛る。
使い切れて、好みの味にできる。あの調味料、自分で作れます。
市販の調味料を買っても、使い切らないうちに賞味期限が過ぎてしまったり、塩気や甘さなどがいまいち好みに合わなかったり……。「それなら自分で作ってみませんか」と提案するのは料理研究家の重信初江さん。
「複雑な工程はなく、材料さえ用意すれば、火にかけるか混ぜ合わせるだけ。新鮮な味わいが楽しめます」
そこで今回は、おなじみの調味料の作り方と、それを使った料理を教えてもらった。奥行きがありつつも、くどくはなく、やさしい味わい。保存料などは一切入っていないので、体に安心な点もうれしい。その分、日持ちは市販のものより短いため分量は少なめに作って、早めに使い切るのがおすすめだ。
「手作り調味料の一番良いところは、塩気や辛さ、甘さなど、味を自分の好みのものにコントロールできることです。今回紹介するレシピをベースにしながらいろいろトライして、ぜひ自分の好みの味を見つけてください」
『クロワッサン』1102号より