その地に行くだけで運気が変わる。手相芸人・島田秀平さんが案内する開運スポット。
撮影・小川朋央 構成&文・小泉咲子
キーワード 2【兎】
’23年の干支は卯=兎。跳ぶ姿から“飛躍”や“向上”をイメージさせ、多産で穏やかな性質によって繁栄や安全、穏和な年になるといわれる。
「干支にまつわる動物」は開運に欠かせないキーワード。
「初詣に行くと、よく干支の置物が縁起物として置いてありますよね。それは、その年の干支の動物に触れることで運気が上がるという考え方が昔からあり、自宅に飾りましょうということで始まった習慣です。神話の因幡の白兎で有名な出雲大社をはじめとする出雲大社系や、狛犬ならぬ狛兎が置かれているなどの神社も少なくありません。実際に3羽の兎を飼っている太子堂八幡神社は、’23年のパワーをもらえる開運スポットにぴったりです」
[東京・三軒茶屋]太子堂八幡神社
平安後期に源氏が奥州安倍氏の征討途上、戦勝祈願をしたと伝えられる古社。樹木が生い茂った気持ちのいい都会の杜で、毎月1日の祭典参列者は、樹齢500年といわれるご神木に触れてパワーをいただける。
●東京都世田谷区太子堂5・23・5
TEL.03・3411・0753
開門5時30分~19時 授与所10時~16時
ほかにも注目! 全国の開運スポット。
【キーワード 3】高千穂町
天孫降臨や天照大神の岩戸隠れなど、神話の舞台となった町。
自然も豊かな、日本屈指の開運スポット。
“リスタート”の年である’23年に訪れたいエリアに挙げてくれたのが、宮崎県の中山間に位置する高千穂町。
「高千穂といえば、日本神話の天孫降臨。神々が降り立ち日本が始まったと伝わり、神話との縁がとても深い土地。気分新たに再スタートを切りたい方には、特におすすめしたい開運スポットです」
【キーワード 4】森
古来、自然に神仏を感じてきた日本人。
特に、樹木が生い茂る森は、マイナスイオンに溢れ、癒やし効果大。
’23年は、十干(じっかん)では大地を潤す水を表す「癸」(みずのと)にあたる。
「癸は十干の最後で、新たな生命が生まれていく年でもあります。生命の息吹が感じられる森の中で過ごせば、日ごろの疲れを癒やし、自然のパワーをチャージできます」
【キーワード 5】キャンプ
自然の中で非日常体験ができるアクティビティとして人気が再燃。
暖かい設備が整ったグランピングでも。
自然の壮大なパワーを楽しみながら感じるには、キャンプも一手。
「キャンプは、自然の中に身を置ける時間。あくせくせず、木や土の匂いを感じながら深呼吸したり、川のせせらぎに耳を傾けたり、五感を研ぎ澄ましましょう」
『クロワッサン』1084号より