くらし 京都北部、丹後地方で、美食と静かな時間を楽しむ。 歴史に育まれたもてなしの文化、豊かな食材、美しく広がる海と空。 京都府の最北部にはまだ知らない「京都」がありました。 記事をシェア X Facebook LINE リンクをコピー 2022.12.23 撮影・高橋マナミ 文・中岡愛子 写真ギャラリー 日本三景のひとつ「天橋立」が美しくのびる宮津湾。天武天皇の勅願寺として真応上人が創建したと伝えられる「成相寺」のパノラマ展望所からの眺め。天気がよければこの景色が楽しめる。冬は雪が深い。 宮津の富士酢醸造元「飯尾醸造」によるイタリア料理店『アチェート』と同じ敷地内。「自然の近くで仕事がしたかった」とリカルドさん。畑付きの家に住み、「毎朝6時起きで野菜の世話をしてます」と美穂さんもうれしそう。 おまかせコース1万6500円(全17品、うちにぎり7貫)のみ。米は無農薬コシヒカリ、シャリには「飯尾醸造」のプレミアム純米酢など3種をブレンド。 きめの細かい伊根のマグロは醤油をひと塗り。 宮津のアオリイカはすだちと塩で。 かんぱちは逗子より。 海老芋の柚子釜蒸し。白味噌の甘みと柚子の香りがふわり。 お造り2種盛りは、かんぱちとマグロ。紅芯大根など地元の野菜を使用し、盛りつけもご覧のとおりアーティスティック。 デザートはカステラの原型といわれるパオンデロー。ポルトガルのタイルの上に。 総菜盛り2人前2,700円。 トマト、モッツァレラ、バジリコの「マルゲリータ インテグラーレ」2,100円。 食後のカフェ220円。カップの縁に溶かした砂糖をよく混ぜてグイッと。 その日獲れた魚介をピッツァの具にすることも。作業がよく見えるカウンター5席のみ。 作家・DAISAKによるデザインが秀逸のオリジナルの皿。色使いもかわいい。 焼き鳥はもも、卵黄をつけて食べるつくね、ささみ、せせり各190円など全11種。 ブルーチーズのシュークリーム230円、ゆり根と銀杏の小さな春巻き270円。グラスワイン550円〜。 軽く燻製したサワラのスープ仕立て1,250円。 ナチュラルワインは峰山のワインショップ『YOiNE』より。トレッビオロ・ロッソ2020 6,600円(右)、ミュスカデ・レ・ボネ・ブラン 4,500円(左)。 話しかけると何でも気さくに教えてくれる明石さん。店のオープンは2021年4月。 料理はおまかせ1万6500円(にぎり15貫含め全20品以上)〜。宮津のふぐの白子のにぎりは、炭火で表面を香ばしく焼いて手渡しで。 ヤガラ(白身魚)の昆布締めとからすみのつまみ。日本酒が進む。 鰤のしゃぶしゃぶ。ポン酢とだしと九条ねぎと。 間人のトヤマエビ(ボタンエビ)をにぎりに。甘みと旨みたっぷり。 全国から料理に合う酒を揃え、一合1,000円〜。おすすめの「京の春」は伊根の地酒。 本殿は、伊勢神宮と同じ、神明造り。 高欄上にある五色の座玉(すえだま)は、伊勢神宮と籠神社でしか見られない貴重なもの。 新月の日には黒、満月の日には白のお守りを一人一体のみ授与。一対になると、「日」と「月」で「明」日が現れる。産霊守(むすひまもり)初穂料1,200円。 季節のフルーツタルト453円~、いまは丹後産のいちごがたっぷり。カフェラテ550円とともに。 2階のカフェスペース。好きな席でくつろぐ常連客多数。 上から時計回りにタイのポーチ各1,320円、タイのブレスレット各1,375円、インドのポーチ各3,135円。 「地元メーカーの手作りのタピオカがすごくおいしい」と給田さん一押し。人気はタイミルクティ650円。 入り口のざくろの木の前で。 「いととめのぼたもち」5個入り860円。丹後産のもち米とうるち米を合わせ、ふわっとやわらか。 山小屋風の店内は食料品がぎっしり。 ベルギー人と日本人の夫婦が営む「KOHACHI beerworks」のクラフトビール330ml 各880円。 自家製の丹後塩プリン。久美浜「ヒラヤミルク」の牛乳を使用し、網野町で作られる「翁乃塩」の塩の甘みをほんのり感じる一品。 大きな白いテントの下には、ゆったりとしたテーブル席も。 畑仕事の合間に駆けつけた亮太さんと、「丹後はおいしいものと面白い人の宝庫です」と微笑む佐代子さん。 オーガニックさつまいも各種270円、オーガニックにんじん220円など、採れたての野菜を販売。 天気がいい日のイートインは、裏山にテントを貼ったテラスで。 左・マヒマヒサンド400円、右・生姜焼きサンド450円、コーヒーSサイズ400円。 約180段の階段をのぼった先に本殿が。初詣や七五三など、地元の人に深く愛されている。 狛猫が鎮座するのは、境内の中腹にある木島社。静かな空気が漂う。 向かって左側は子猫を抱く母猫、右側は父猫ではないかとされる。 狛猫守り 初穂料500円。狛猫が災いから守り、幸福を運んでくれるといわれる。 この写真ギャラリーの記事を読む TAGS #グルメ #パワースポット #丹後 #丹後地方 #京都 #国内旅行 #旅 #発掘! 地方のおいしい一皿。 HOME くらし 京都北部、丹後地方で、美食と静かな時間を楽しむ。