リビング&ダイニング、片付けて隠せる5つのアイデア。
撮影・森山祐子
1. “リビングの雑誌や本”は 即席の引き出しで隠す。
読みかけの本や雑誌が散らばるリビング。
「本棚にしまいたくても、本棚ももう入れる場所がないってことありますよね。こんな時は、収納ケースの蓋に小さなキャスターを貼って引き出しのようにし、雑誌をおいてソファの下に隠すのがおすすめです」。
大抵、小さなキャスターは耐可重量8キロ程度なので、重い雑誌類もOK。
2. “食卓の上のもの”は 一つにまとめてバッグの中に。
「テーブルの上は、日々使うものが散らばりがち。今日来たハガキや不在連絡票、書類にメガネ、食べかけのお菓子まで。今、もし急にお客さんが来ることになったら?
こんな時、それぞれのものをあるべき場所に戻していたら間に合いません。同じ場所にあったものはすべて一つの密閉できる袋に入れ、バッグに入れて椅子の背に置きましょう。椅子にバッグがあっても、出かけるところだったのかな?という感じで自然な印象。便利な方法です」
3. “散らばる小物”は 布を敷いて目の錯覚を利用。
スマホや時計、タブレットにワイヤレスイヤホン。日々使う小物類は、複数あると雑然とした印象を与える。
「暗い色のキッチンクロスを敷いて、その上に置きましょう。目の錯覚で締まってスッキリ見えること請け合い」
4. “リビングの洋服類”は 全てストックバッグの中へ。
「洋服類やキャラクターものは、いくつかあるだけで片づいていない印象を与えてしまいます。ならば、見栄えのよい紙の大きな袋を用意して、ぼーんと入れ込む。ここでも同じ場所にあったものは一つの袋に、がポイント」
5. “日々の洋服やバッグ”は クローゼットでの置き場所が鍵。
「よく使うものは、自分の腰から目の高さの位置に置くこと。また日常着はハンガーを使わずに収納、が片づけ下手の人にもおすすめの方法。外出用の服と日常着は分けておき、靴下やハンカチなどは開け閉めの必要のない吊り下げ式の収納に。パジャマはクローゼットの扉にひっかけるだけにしておくと、寝室の片づけも簡単です」
(A)外出用のバッグや帽子は上段に。
(B)よく使うバッグは側面に吊るす。
(C)靴下やハンカチなど毎日使うものは投げ込み式。
(D)パジャマは扉裏にひっかける。
(E)日常着は置くだけに。
(F)ハンガーにかける服はそこまで着ない服。
(G)下の段にあまり使わないジム用ウェアを。
本間朝子さんの片づけのポイント
「私自身、家事と仕事の両立がうまくできなくて、片づけも収納もすごく苦手だったんです」と本間朝子さん。
「片づけに時間を取られたり、慌ててしまってどこに入れたかわからなくなるのは、私もしょっちゅうありました。そこで、時間を取られず、楽に片づけられる方法を模索してきました」
本間さんの片づけのポイントは、
1. 隠せる場所やアイテムを確保する。
2. 小物類は布を使ってすっきり。
3. ばらばらの場所にしまわない。
この3つだという。
「後でわからなくならないよう同じ場所のものは一つにまとめる、これが実は大切です」
『クロワッサン』1075号より