アロマセラピストに教わる、運を引き寄せるアロマ。
撮影・黒川ひろみ イラストレーション・津村仁美 構成&文・長谷川未緒
アロマで運を引き寄せる。
「運のいい人は、いい流れをキャッチして、ぱっと動きだせる人。それにはエネルギーが必要です。精油から植物のエネルギーを受け取ることで、フットワークが軽くなり、閃いたらすぐ動ける人になりますよ」
そう語るのは、アロマセラピストの小林ケイさんだ。
精油とは、植物から芳香成分を抽出したもの。太陽の光と土の栄養をたっぷり吸収して作られた精油の香りを嗅ぐことで、太陽と土のエネルギーを取り込める。
また、現代は情報過多で、自分の内側と向き合う時間が少ない。本能と直結する嗅覚を精油の香りで刺激し、好きな香り・苦手な香りに気づくことで、自分自身の感覚を信頼できるようになるという。
「眠れないときにラベンダーなど、効能も大切ですが、ぜひ好きな香りを見つけて胸いっぱいに吸い込んでください。その植物の持つ本質的な力が、心身に良い作用をもたらすと思います」
【 エネルギーで満たしたいとき 】
・レモン
・グレープフルーツ
・オレンジ
太陽光をたっぷり浴びた柑橘の香りを嗅ぐと、一瞬で元気に。人に気を使って疲れている、イライラしているときにもおすすめ。
【眠っている才能に気づきたいとき 】
・ブラックペッパー
・カルダモン
・ジュニパー
自分の内側と向き合い、才能に気づけるようになる、種の香り。繊細で人に影響されやすい人や、新しいことを始めたい人にも。
【 自分らしい美しさを花開かせたいとき 】
・ジャスミン
・ローズ
・ネロリ
花は植物の個性を表します。また、花の香りにも、その人らしさや、その人が生まれ持った魅力を引き出す力があります。
【 心を開き、相手を受け入れたいとき 】
・ペパーミント
・ローレル
・ゼラニウム
呼吸器に働きかけ、呼吸が深くなる、葉の香り。言いたいことが素直に言えるようになり、心地よいコミュニケーションができるように。
『クロワッサン』1074号より