「すべてを収納空間に入れる」、整理収納アドバイザーのFujinaoさんの片付けメソッド。
散らかっても無理なくリセットして、きれいな状態をキープ。10分ですっきり片付けるためにFujinaoさんが毎日していることとは?
イラストレーション・鈴木衣津子 文・長谷川未緒
「全てを収納空間に入れる。片づけのゴールを明確に。」
「片づけは単なる家事労働ではなく、自己肯定感を上げて、人生を豊かにするための行動」と語るのは、整理収納アドバイザーのFujinaoさん。
「基本的に物の定位置は収納の中と決めています。そうすることで表に物が出ている状態は片づけが完了していない、と家族も簡単に認識できるので、最後まで片づけをする習慣につながっています」
雑多なものが全て隠れるので、高度なインテリアのセンスがなくても、洗練された雰囲気にできる効果もある。
「片づけをするうえで大切なことは、自分を大切にすること。その軸を持つようにすると、物の要・不要が判断しやすくなると思います」
洗濯物をかけて干し、乾いたらたたまずにそのままクローゼットに収納。「薄いので、スペースを取らずに服をたくさんかけられます」。
シンプルなデザインで強度も充分。「マグネットテープを貼ることでサイズ変更自在、コの字形にして高さを出したり、収納庫内の仕切りに使ったりと、活用範囲が広がります」。
[10分あったらどこを片づける?]
ゴミ箱を片手に、リビング収納、クローゼット、靴箱など、収納空間の中をのぞいて不要なものを抜き取ります。定位置が決まっていないもののスペースを作るために必要な作業で、定位置が決まれば、戻すだけです。
『クロワッサン』1065号より
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