何げない手の体操が、運命に弾みをつけてくれる。
撮影・内田紘倫(日笠さん) イラストレーション・飯田 淳 構成と文・堀越和幸
\手の体操/何げない手の体操が、運命に弾みをつけてくれる。
手は表に出た「脳」である、ということだった。であるならば、手の血行がよくなれば、おのずと脳の血の流れはよくなり、ひいては運気もよくなる。
「と、思い込むイメージの力がすごく大切なんですよ」(日笠さん)
日笠さん自身も日常でよく行うのが、下に挙げたストレッチ、手と手をこすり合わせる、そして拍手だ。
「手と手を合わせると互いの手の温もりを感じますよね。これが大切です。この温もりに意識を向けることが、自分に向き合うことになります」
拍手は自分に弾みをつけてくれる。
「落ち込んだら、騙されたと思って10秒手を叩いてみてください。手のひらが熱くなり、さっきよりちょっぴり元気になっていませんか?」
手で向き合う自分。自分の最高の味方はいつだって自分。
これが安定するとうれしい2つの線、「運命線」と「太陽線」を鍛える体操を覚えておこう!
運気を呼び込む手の体操。
(1)両手をストレッチ。
両手指を組み合わせてグッと伸ばすストレッチ。窮屈になった心の凝りをほぐすことをイメージしながら。手のひら全体にハリも出てくる。
(2)手をこすり合わせる。
36回を目安に行ってみよう。すると手のひらが熱でジンジンするはず。これが気。こすりながら邪気を外に追い払うイメージですると、なおよい。
(3)クラッピング。
すなわち拍手。手をパチパチ叩くことは、自分に弾みをつけるための手軽な方法。音楽を聴きながら、手拍子を打つだけでも効果がある。
(4) 「運命線」と「太陽線」を鍛える。
親指と小指の頭をくっつけて残りの3本指をまっすぐに伸ばす。すると、手のひらの運命線と太陽線がよりくっきりと。
『クロワッサン』1060号より