いつもの茹で豚サラダがガラリと変わる、簡単スパイス料理【山田英季さんのレシピ】
香りが変われば、いつもの料理の印象もガラリと変わる。スパイスをもっと自由に普段使いするための初級編。
撮影・小林キユウ 文・葛山あかね
茹で豚サラダ+ぽん酢とカルダモン
2つの香りで味わいも華やか!
【材料(2人分)】
豚肉しゃぶしゃぶ用200g
玉ねぎ1/2個
スプラウト(紫)適量
カシューナッツ12粒
ぽん酢大さじ3
黒こしょう少々
オリーブオイル大さじ1
カルダモン2粒
【作り方】
1.玉ねぎは薄切りにして、水にさらす。
2.耐熱容器にオリーブオイルと殻を割ったカルダモンを入れ、600Wの電子レンジで、30秒で2回加熱する。
3.2の粗熱が取れたら、ぽん酢と黒こしょうを入れて混ぜる。
4.鍋に湯を沸かして豚肉を茹で、冷水にとる。
5.皿に玉ねぎとスプラウト、くだいたカシューナッツをのせる。豚肉を盛り合わせ、2を添える。
もっと手軽にスパイス料理。
「日常的にスパイスを上手に使いこなそうと思ったら、スパイス味の料理にはしないこと。これがミソです」
スパイス使いに長けた山田英季さんの言葉に一瞬「そうなの?」と耳を疑いつつも続きを聞くと、「とくに日本人はスパイス感が強すぎれば途中で飽きてしまったり、食べづらかったりして、また作ろうとは思わないでしょう。だから、まずはスパイスそれぞれの個性を知ることから始めましょう」。
今回、教えてくれたのはおなじみの家庭料理。いつもの味にプラスするからこそ、スパイスの味や香りがよく分かるし、個性を知れば、スパイス料理の幅がもっと広がります。
『クロワッサン』1045号より