運気を上げる「トイレ」のために、心がけたいことと避けたいこと。開運鑑定士がアドバイス。
撮影・柳原久子 スタイリング・中根美和子 イラストレーション・小林マキ 文・一澤ひらり
【トイレ】長居は禁物。換気を心がけ、浄化力を高めよう。
「“御不浄”とも呼ばれてきたように、トイレは陰の気がこもりやすい場所。雑誌や本などを読んで腰を落ち着けると、悪い気を取り込んでしまいます。用を足したらすぐに出ましょう」
トイレは汚れやすく、悪臭も発生しやすいスポット、掃除を怠らず、常に清潔にしておきたい。
「トイレに置かないほうがいいのは、カレンダーや、時計です。こうした時を刻むものが汚れていくのはいいことではありません。お気に入りの絵など、気分が上がるものを飾るのはOK。前向きな運気が得られます。でも、飾りすぎるとマイナス効果になってしまいますから注意してください」
トイレで最も大事なのは換気と清潔。窓を開けて空気を入れ替えるか、窓がないマンションのトイレなどでは換気扇を必ず回すこと。空気の流れをよくすれば、気の流れもよくなる。
「トイレだけでなく、水回りには観葉植物や炭、塩を置きましょう。たくさん置いたほうが浄化力が高まりますが、塩は湿気を吸うと悪い気が集まりやすいので最低でも1週間に1回、炭は3カ月に1回は取り替えてください。いまは蓋がないおしゃれなトイレもありますが、蓋を閉めることで陰の気をシャットアウトできるので、蓋つきがベストです。蓋なしの場合は、観葉植物や炭、塩を多めに置いてください」
【これは避けよう】カレンダーなど、時を示すものは置かない。
カレンダーをトイレに掛けていると、少しずつ汚れていくため、輝かしい未来も薄汚れていくことに……。
金運アップのためには風通しのいい、快適な家にすることが基本。独自の家相占いで行う開運術が人気の、村野弘味さんはこうアドバイスする。
「運気を上げれば金運もおのずとアップしますが、大切なのは運気を下げることをしないこと。目には見えませんが、家には気が流れています。体の血流と同じで、血の循環が悪いと不調になるように、気の流れが悪くなると運気が下がります。ことに家の中が散らかっていたり、モノであふれていると、気の流れが滞ってしまうんです」
だから家を整えることは開運の大前提。どんなに開運アイテムを置いてみても、きれいに片づいていてモノが呼吸している家にしなければ、開運にはつながらない。
「徹底的に整理して、自分にとって必要なものを見極めることが肝心です。それから床にモノを置かないようにしてください。気の通り道をふさいでしまうので、確実に金運が下がります」
何よりも開運に直結するのは、家の中で家族がどれだけ穏やかに過ごせるかだと、村野さんは強調する。
「夫婦喧嘩や子どもを叱ると気がとがって運気を落とします。家族がハッピーで居心地のいい場所にすることが金運アップの極意だと心得てください」
『クロワッサン』1048号より
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