「『おかしやうっちー』の内山裕介シェフとは中華の某有名シェフを通じて知り合い、クッキーもそのご縁で頂いたのが出合いです。一見普通のクッキーですが、素材と製法、味へのこだわりがすごい。古代小麦や古代米粉、どんぐりをパウダー状にしたものなどを使い、6種類それぞれに独自の滋味深い味わいがある。初めての方はみんな驚きますよ。クッキーってこんなに奥が深いお菓子なの?って」
と話す〈G・ダビデ研究所〉の主宰者、オフェリア・麗さんは日本の西洋占星術の第一人者的存在である。西洋占星術と出合ったのは約40年前。当時ゲーム機を扱う会社に勤めており、日本初の星占いシステムの開発に関わったことでこの道に進んだ。
「そんなきっかけなので私、全く占い師っぽくないんです。霊感もないし(笑)。故G・ダビデ師の下でホロスコープを学びましたが、ロジックに基づいて星の配置を読み取り、独自の解釈を加えて答えを導き出す。毎日その繰り返しです」
モーグル競技で活躍した里谷多英選手が長野五輪に出場する直前、『an・an』に掲載されたG・ダビデ研究所による占いを信じて金メダルを獲得。そのエピソードをテレビで話したことで「あの占いは当たる」と話題になった。オフェリアさんの日々の積み重ねが生む各方面から信頼される占いは、どこか内山さんの誠実かつ丁寧なお菓子作りにも通ずるものがあるのではないだろうか。
「内山さんはお一人で作られているので、購入の際は予約がマスト。だから手みやげにするのは特別なとき。もちろん自分用に買うこともあって、その際はちゃんと珈琲や紅茶を丁寧に入れて、少しずつ食べる。おやつの時間がより豊かになります。実は内山さんは、美と食の申し子と言われる牡牛座生まれなんです。星は嘘をつきませんね」