くらし

「香り」が心の支えになることもある。【杏 喜子さん×草場妙子さん 対談】

  • 撮影・MEGUMI 文・入江信子

気分を盛り上げる、気分を変える。メイクとフレグランスには共通点が。(草場さん)

アンチ無香料。世の中に香りがなくなったら、本当につまらない。

草場 自分に似合うフレグランスは、どうすれば選べるんでしょうか?

杏 ある意味、メイクや洋服と同じだと思います。8割くらいはセオリーでセンスよく仕立てることができる。とはいえ、最後の2割は好み、遊びです。

草場 セオリーというのは?

杏 たとえば日本の夏は湿気が多いので、ザ・シトラス的な香りは案外うまく香らないんです。シトラスは空気中に水分がいっぱいあると、ヘンに苦味が出るんですね。

草場 面白い。

杏 同じ爽快感のあるフレグランスでも、グリーンフレッシュ、ハーバル、スッキリ系のウッディがいい。もしくはホワイトフローラル。ジンジャーリリーやネロリの香りが夏に合います。

草場 強く香らせたくないときは?

杏 ウエストから下にスプレーするといいですよ。間接的に香って、相手のほうにダイレクトにいかないから。

草場 知れば知るほど興味深い! 強い香りが苦手な私ですが、一方で、物を選ぶときに香りというものをすごく重要視していて、無香料のものには全然興味が湧かないんです(笑)。世の中に香りがなくなったら、本当につまらないと思います。

杏 なくても生きていけるけれど、心を豊かにしてくれるものですよね。最低限の衣食住のことだけ考えていると、ウキウキする気持ちが湧いてこなくなります。好きな音楽を聴くこととか、美味しいコーヒーを入れて飲むことと同じで、素敵な香りを手にすることで幸せな気分になる。

草場 健康に直結しなくても、精神に影響しますね。回り回って、それが健康につながっていく気がします。

杏 心と体に寄り添い、生き生きさせる、まさに人生のエッセンスです!

香りを選ぶときには、まず「自分自身を喜ばせること」を考えて。(杏さん)

『クロワッサン』1028号より

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