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防災のプロに聞く、いざという時のための備蓄食品リスト。

“日常に近い食事”ができるように備蓄された食品こそがいざという時のお助けに。ふだんの暮らしの中で少しずつ備えるコツは? 管理栄養士、防災士の今泉マユ子さんに教わります。

撮影・岩本慶三 文・寺田和代

【備蓄食品】好きな味を家族で確認し、心の栄養も忘れずに。

備えっぱなしはダメ。安心して食べられる味を日常生活のなかで確かめながら、栄養バランスを考えた保存の利く食品を備蓄して。

[主食]

エネルギーの元になる糖質は最低3種類を。

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主食となる乾パン。果物缶詰のシロップに浸したり、ケチャップ、マヨネーズ、ジャム、クリームチーズなどをちょい足しすれば、より美味しく食べられる。

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25年間保存可能な永谷園の非常食の一つ、洋風えび雑炊。お湯で5分(水で10分)待つと、2.5食相当分の雑炊やシチューが完成する。

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乾麺は災害時の強い味方。パスタは半分に折り、少量の水を沸騰させたフライパンで約1分ゆでたら火を止め、蓋をして余熱で火を通せばOK。

[野菜や果物]

災害時に最も不足しがち。意識的に備えて。

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加熱した素材を真空パックした野菜のドライパックは、好きな味つけでそのまま食べられる。ごぼう、ひじき、豆類、コーンなど種類も多彩。

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果物缶はビタミンの補給になり、シロップもエネルギー、水分補給になる。甘さ控えめのものもあるので、自分の好みのものを見つけておこう。

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野菜ジュースも野菜不足解消に役立つ。野菜30品目を使ったカゴメの野菜ジュースには一般用と長期保存用があり、野菜の割合も味も異なる。

[そのまま食べられるおかず]

魚や肉は缶詰やレトルトを上手に取り入れて。

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今泉さんが「缶詰を一つ選ぶとしたらコレ」というほど災害時の利用価値が高いシーチキン缶。油やスープ漬けなら缶汁が調味料代わりになる。

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血液サラサラ効果が期待できるEPAとDHAが摂れ、疲労回復に必要なアミノ酸豊富なサバ缶はそのまま食べてよし、ほかの食材との相性も抜群。

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燻製醤油だれに漬け込んだ国産鶏もも肉を炭火焼きにしたレトルトパック。おかずにもおつまみにもなるので日頃からローリングストックして。

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