クレソンとしらす、豆腐の和え物【藤井恵さんの香味野菜レシピ】。
多くの大人の女性を魅了する、香りの強い香味野菜の数々。
添え物ではなく、たっぷりと食べたい! の気持ちに応え、料理研究家の藤井 恵さんが主役級にしたレシピを提案。
添え物ではなく、たっぷりと食べたい! の気持ちに応え、料理研究家の藤井 恵さんが主役級にしたレシピを提案。
撮影・馬場わかな 料理&スタイリング・藤井 恵
もともと薬味や香味野菜が大好きだという藤井恵さん。
「クレソンやパクチー、パセリなどはβ-カロテンやビタミンCを多く含み、抗酸化作用があります。また、消化吸収促進、食欲増進などの効果も期待できます。これらの香りは精神の安定が得られるとも言われていますし、いずれも食感豊か。セロリを生で食べるとシャキシャキ、玉ねぎをスープ仕立てにしたらトロッと柔らかく仕上がるなど、調理法によって変化する、さまざまなおいしさに出合えるはずです」
これら“新薬味”を使う上での注意点を聞いてみると、
「無意識的に水にさらしてしまうことがあるようですが、それによってビタミンも香りも損なわれてしまうことが。辛味などは空気に触れさせるだけでも飛ぶので、極力水にはさらさないこと。いずれも加熱しなくてもおいしくいただけますし、野菜が摂れるというだけでもうれしいですよね。たっぷり食べておいしく健康をめざしましょう」
藤井 恵(ふじい・めぐみ)さん●料理研究家。体に優しい家庭料理に定評がある。近著に『藤井弁当』(学研プラス)、『藤井恵の腹凹ごはん』(日経BP社)などがある。
『クロワッサン』1023号より
02 / 02
広告