目利きが選ぶ贈り物。河井真奈さんが選ぶ鉄板ギフト。
ギフトへの想いやひと工夫とともに紹介。
撮影・津留崎徹花 スタイリング・矢口紀子 文・野尻和代
スタイリストとしてさまざまなものを見てきた経験を活かし、昨年にはギフトにぴったりのアイテムをセレクトする店をオープンした河井真奈さん。そんな河井さんの贈りものの極意は、「自分自身が気に入っているものを贈るのはもちろん、それを選んだストーリーも一緒に届けること」という。
「作り手のこだわりや、パッと見ではわからない驚きなど。そういうものの背景をお話ししながら手渡しすると、大切に選んだ想いも伝えられる気がします」
さらに、そのプレゼンテーションに自分らしさを取り入れることで、より心のこもった贈りものになるとも。
「ラッピングを何枚か重ねて開封するワクワク感を演出したり、紙のお香を忍ばせたり。もちろん、メッセージカードを添えることも忘れません」
美しく実用的で、縁起がいい名前もお祝いに最適。
『モーネ工房』の入れ子の器
大きさが違う5つの丸い器のセット。食器、花器、容れ物など、サイズごとにさまざまな用途が楽しめる。入れ子にして重ねられるので、収納場所を取らないのも魅力。ニュアンスのあるブルーグレーはfutoの別注カラー。
「いろいろと使える実用性がありながら、並べたときの佇まいも素敵。食卓に5枚並べても、入れ子にしたときの円模様も美しいデザインです。よくできました! という意味の名前のとおり、結婚祝いや新築祝いなど、おめでたいときの贈りものにぴったり」
日本の職人技が生む肌ざわり、美しさにうっとり。
『Koma』のストール
シルク、ウールなどの良質な天然素材と、日本の高い機織り技術によって生まれる『Koma』のストール。ストレスのないやさしい肌ざわり、日本人の肌色に合う美しい色使い、コーディネートしやすいテキスタイルデザインやサイズ感など、さまざまなこだわりが詰まっている。
「日本の職人技を守りたいというブランドコンセプトに共感。一枚あるとおしゃれの幅を広げてくれるので、大切な友人やお母様へのプレゼントにぜひ」
おいしいお茶を味わうひとときで心和ませて。
『と』の急須&キャニスター
耐水性の高さで知られる常滑焼(とこなめやき)の急須とキャニスター。土に含まれる酸化鉄と茶葉のタンニンが反応して、まろやかなお茶が味わえる。蓋と本体の密着度の高さは、熟練の職人技によるもの。茶こし部分はセラミッシュという細かい穴に。
「futoでも扱っていますが、モダンなデザインが人気。急須でおいしいお茶をいれて、ほんのひとときでも和んでほしい。そんな思いを込めて、友人や目上の方の誕生日や引っ越し祝いに」
『クロワッサン』1016号より
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