浴室の掃除、プロのコツ。
撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり
大掃除を終えて。こんなにきれいになりました。
\チェック!/浴室
カビよさらば! 後は風通しをよくするのみ。
いたるところに繁殖していたカビも一網打尽! 清々しい空間になったが、カビが生えやすいのが悩ましい。日頃の予防はどうしたらよいか、という三ツ木さんの質問に小松さんの答えは……。
「最後に入浴した人が、バスタブ、壁、床にお湯のシャワーをかけて石けんカスなどを流し、次に冷水シャワーをかけ流します。その後、窓用ワイパーで水気を切れば、カビの発生を抑えられます」
【扉下】
扉の下枠部分も汚れがたまりやすい場所。サッシブラシや歯ブラシで汚れをかき出してから、シャワーで流すと、黒ずみが一掃。
【コーナー】
タイル壁と浴槽の境目は黒カビがびっしり。カビ取り剤をスプレーし、こよりを置いて洗剤を浸透させて洗い流し、カビの撃退に成功!
【リモコン】
知らず知らずにたまってしまった汚れではあったが、機械であることに注意しながら歯ブラシでこすり洗いをしただけで、簡単にきれいになった。
【カラン】
水アカが白くこびりつき曇っていたが、クレンザーを目の詰まった布につけてこすり洗いをすると、本来の輝きがよみがえった。
【換気扇】
見上げればホコリがたまっているのが目視できるほどだった天井の換気扇。歯ブラシに浴室用洗剤をつけてこすり洗いしたところ、新品同様に復活。
【排水口】
汚れが付着してしまい、ヌメリが発生していた排水口の部品を取り外し、歯ブラシでこすり落として、スポンジ洗いをしたら、見事すっきり。
小松拓也(こまつ・たくや)さん●ダスキン サービスマスター事業部マネジャー。2007年、ダスキンに入社し、ハウスクリーニング事業に従事。現場責任者を歴任後、マネジャーとしてサービス担当者の指導育成を行う、ハウスクリーニングのプロ。
『クロワッサン』1011号より