浴室の掃除、プロのコツ。
年末の忙しい最中、家族は当てにならない……でも大丈夫! クロワッサン倶楽部のメンバー、三ツ木貴恵さん宅で、大掃除の極意をダスキン サービスマスター事業部マネジャー小松拓也さんに教わりました。
撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり
2.カビ退治
浴室の悩みのタネは、カビ取り剤で一網打尽!
[使うもの]
1.目地のカビにはこよりが便利。
タイルの目地や浴槽とタイル壁の境目はカビが生えやすい。まず黒カビの発生している場所にカビ取り剤をスプレーし、ティッシュペーパーで作ったこよりをのせて洗剤を浸透させる。5〜10分置いたらこよりを取り除き、歯ブラシでこすりながら水洗いを。広い面ならカビ取り剤をスプレーしてラップを貼り、5〜10分置いてから洗い流す。
2.換気扇カバーを戻す。
「カビ取り剤はほかの洗剤と混ざると有毒ガスなどを発生し大変危険なので、全ての掃除が終了した後、最後に使います。また、浴室はすべりやすいので、高い場所の掃除は要注意。浴槽のヘリや風呂用のイスには絶対のらないこと。脚立などで足場を確保してから行ってください」。掃除を終えたら、最後に乾燥させた換気扇カバーを装着して完了。
掃除のコツ!
掃除する前に、ボトル類や小物などは浴室外に移動させて。
浴室の掃除を始める前に、ボディソープなどのボトル、子どものおもちゃ、小物類などは全部ほかの場所に移動。何もない状態で掃除をスタートすれば、物でふさがれたスペースの汚れを一掃でき、効率よく作業を進められる。
掃除の最後には水をかけて、浴室を冷ます。
温水で掃除した後、温かいままだとカビの生息しやすい環境をつくることになる。締めくくりには冷水シャワーを壁や床にかけて浴室を冷ます。窓用ワイパーなどで壁の水滴を切り、換気扇を回して浴室内を乾燥させよう。
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