読んだ本や読みたい本を記録する、読書管理ノートやアプリ。
読書家もそうでない人も、本をもっと身近に楽しむヒントを紹介します。
撮影・青木和義、黒川ひろみ 文・長谷川未緒
アナログとデジタル、使い勝手のいい方法で、読書記録を。
よく本を読む人は、何を読んだか忘れてしまうことはないだろうか。ふだん読まない人も、気になる本をメモしておけば、手に取りやすくなるはず。
そこでおすすめしたいのが、読んだ本や読みたい本を記録する、読書管理ノートやアプリだ。アナログの手書きは、好みに合わせてノートを選べるほか、より記憶に残りやすいといったメリットも。いっぽう、デジタルのパソコンや携帯アプリは、いつでもどこでも利用できる手軽さが魅力だ。SNSなどを通じた情報交換がしやすいので、本好きとつながるきっかけにもなる。
自分に合った方法で続ければ、読書をもっと楽しめるようになるだろう。
手書きで好きなように記録したい人に。 蔵書票と読書ノート。
読書カード感覚で使えるアプリ「読書管理ビブリア」。
携帯端末のカメラを使い、本のバーコードをスキャンして書名を登録できるため、素早く、簡単。洋書、手動での登録も可能。電波の届かない場所でも、登録済みの本にメモや感想を記録できるから、記憶が新しいうちにいつでもどこでも書き込める。読書データをグラフで振り返る機能つきで、読書ペースの確認や、目標管理なども。SNSで共有することも可能。
読書家たちと情報共有できる アプリ「読書メーター」。
さまざまな機能が搭載された読書管理アプリ。たとえば「共読」機能では、自分が読んだ本についてほかのユーザーの感想が読めるため、新たな発見も。また、その人が今までに読んだ本がチェックできるので、つぎに読む本の候補を探すことも可能。ユーザーの感想にコメントすれば、コミュニケーションツールとしても使うことができる。
『クロワッサン』1010号より
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